樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

名を知るは愛のはじめなり

2007年09月26日 | 木と鳥・動物
以前、鳥の図鑑が19冊、樹の図鑑が12冊あると書きましたが、また1冊増えました。
セミと樹木の記事を書いた後、「木と昆虫の関係も面白そう」と思って調べたら、『樹皮ハンドブック』の著者の林将之さんが下の図鑑を出版されていたので買いました。

          
  (蝉は出てきませんが、甲虫や蝶、毒虫などと草や木の関係が分かります)

私は昆虫にはあまり興味がなくて、トンボやチョウの名前はほとんど知りません。でも、この図鑑には「チョウはミカン科の木に集まる」など、樹木と虫のつながりが書いてあって参考になります。うちの庭にある唯一のミカン科の樹はユズですが、そう言われてみれば、この樹の近くでチョウがヒラヒラしているのをよく見ます。
鳥もそうですが、樹を見始めると、庭木や街路樹や野山の自然木を見るたびに、その名前を知りたくなります。最初は、手軽な入門版の図鑑を買って調べますが、だんだん満足できなくなって、いつの間にか本棚に図鑑が10冊、20冊と並びます。
ある樹木のサイトに、「名を知るは愛のはじめなり」という植物学者の言葉が紹介してありました。自然観察のスタートはまず名前を覚えることであり、そこから自然を愛する心が育つ、という意味でしょう。私は言葉を生業にしていますが、こういう名言はなかなか思いつきません。
私流に言い換えれば、「図鑑の数と自然への愛は比例する」。チョット違うかな~? 皆さんの本棚に図鑑は何冊ありますか?
コメント (2)
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