樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

お坊さんの行列

2007年08月24日 | 木と鳥・動物
庭のエゴノキがたくさん実をつけました。
図鑑によると、この実にはサポニンという有毒物質が含まれていて、昔はすりつぶして川に撒き、魚を気絶させて獲ったそうです。現在はこうした漁法は禁止されています。
「石鹸の代わりになる」とも書いてあるのでやってみました。実を石で少しつぶして、石鹸みたいに両手でこすると泡立ってきます。水で洗うと、ほんとに石鹸を使った後みたいにサッパリしました。山で手を洗うのにいいかも…。「サポニンはシャボンの語源である」と何かで読みましたが、要するに石鹸と同じ成分なんでしょう。

      

エゴノキはヤマガラの大好物で、昨日も食べに来ていました。魚を一時的に麻痺させるような物質を含んでいるのに、ヤマガラは大丈夫なんですね。いつも不思議に思いながらヤマガラの食事シーンを見ています。以前ご紹介した『野鳥と木の実ハンドブック』によると、毒性のある果肉は取り除いて種子だけを食べているそうです。
別の図鑑には「名前の由来は果皮が苦いから」とあります。それを確認するため、毒性と知りつつヤマガラになったつもりで少しだけ舐めてみました。ブログも命がけです(笑)。でも、全然苦くないし、舌が痺れることもなかったです。時期によるのかも知れません。

      

韓国ではこの木のことを「テジュンナム」と言います。「お坊さんがたくさんやってきた木」という意味だそうです。そう言われれば、実が並んでぶら下がっている様子は、お坊さんの行列のように見えます。
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