樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

樹の名の鳥

2007年01月23日 | 木と鳥・動物
昨日の「鳥の名の樹」を調べているうちに、「逆に、樹の名前を持つ鳥はいるのだろうか?」という疑問が湧き、今度は鳥の図鑑をしらみつぶしに調べました。掲載種は約500種、別名も少ないので、樹に比べれば楽でした。
その結果、5種類ありました。キバシリ、コノハズク(オオコノハズクも含む)、サンショウクイ、そして、種名ではなくグループ名ですが、みなさんよくご存知のキツツキ。また、過去に一度だけ記録されているヤドリギツグミという迷鳥もいます。
キバシリ(木走り・リンクは北海道の亜種)は私のフィールド「栃の森」ではよく見られますが、見たことがないバードウォッチャーも多いはずです。文字通り、スギなどの樹の幹をチョロチョロ走るように登りながら餌を取っています。
コノハズクは「木の葉のようなズク(=フクロウ)」という意味で、日本最小のフクロウです。私は姿を見たことはありませんが、夜の栃の森で「ブッキッポー」という声を何度も聴いています。
サンショウクイ(山椒喰い)は、「ピリリ、ピリリ」と鳴くのでこの名があります。以前は近くの山でも見られましたが、最近は奥山でないと会えません。キツツキは日本に10種類いますが、私はそのうちの7種類を見ました。

      
        (去年の秋に撮影した庭のホトトギス)

私は草本には詳しくないのですが、ホトトギスという植物があります。うちの庭にもあって、秋にはけっこう華やかに咲きます。これは昨日の話題にすべきでしたが、こんな鳥の名前そのままの草本は他にもあるのでしょうか? ご存知の方は教えてください。
最後に、鳥と樹をある程度知っている人なら分かる川柳を一句。コアジサシ 一字違いで コアジサイ。

      
       (コアジサシとは全く関係のないコアジサイ)
コメント (4)
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