樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

競馬場で鳥を見る

2007年01月16日 | 野鳥
以前は「野鳥の会の会員です」と言うと、「あ~、紅白歌合戦で数を数えている会ですね」とよく言われました。
最近は番組を見ないので知りませんが、もうやってないですよね? 昔はNHKホールの近くに日本野鳥の会の本部があったので、カウントに狩り出されたのでしょう。
10年ほど前、何を勘違いしたのか、京都の某団体から「クイズのイベントで正解者の数を勘定したいので来てください」という要請が京都支部にありました。私たちは「勘定の会」じゃないので、丁重にお断りしましたが・・・。

      
      (池の点々はカモさんたち、向こうの建物はスタンド)

前フリが長くなりましたが、先日その「勘定の会」をやってきました。しかも、淀の競馬場で。
全国の野鳥の会のメンバーは毎年この時期、カモの調査に狩り出されますが、私は今年初めてここの担当になりました。競馬ファンはご存知でしょうが、中央に大きな池があって白鳥や黒鳥が飼われています。冬になるとその池に野生のカモが入るのです。
先日は琵琶湖で優雅なカモウォチングを楽しんできましたが、調査となると呑気なことは言ってられません。双眼鏡と望遠鏡を覗きながら、種類ごとにカウントしました。
いちばん多かったのがホシハジロで240羽、次がオカヨシガモで108羽。そのほかオナガガモカルガモヒドリガモハシビロガモを含めて約600羽のカモがいました。同行のメンバーによると去年はこの倍くらいの数だったそうですが、今年は暖冬のせいかどのポイントでも例年より数が少ないようです。
淀競馬場のスタンドには入ったことがありますが、地下のトンネルをくぐってレース場内に入るのは初めて。馬が走るコースは想像以上に厚い芝でした。ついでに飼い鳥もカウントしたら、コブハクチョウが80羽、コクチョウが5羽でした。
コメント (6)
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