ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ナルシスト

2005-02-07 12:29:36 | 脳みその日常
人前に出て仕事をする人は少なからずナルシストである。そりゃまあ、考えてみれば当然の話。何かしら自分に自信がなければ人前なんかに出られるわけがない。だからナルシストというわけだ。

周囲の人に受け入れられるナルシストなら、まだよい。しかし、なかにはどう考えても自己完結しているナルシストもいる。これが一番厄介だ。このタイプの人は自分に酔いしれているのでタチが悪い。「鏡を見ろ!」と言いたいが、残念ながらこの手の人が鏡を見ると、ある意味で鏡が歪んで見えるらしい。いや、実際に鏡は歪んではいない。この人の頭の中に写った自分の姿が自動的に矯正されてしまうのだ。だからウットリしてしまう。こえー、こえー。

己の容姿にウットリしてしまう人がいる一方で、己の演奏にウットリしてしまう人もいる。もちろんこれもナルシストに違いない。この人の場合は、自分の耳が自動的に良いほうへと矯正されるんだろうな。実におめでたいが、周囲にとっては迷惑この上ない。もちろん、他人をもウットリさせる演奏ならば問題ないのだが。

ナルシズムというのは、程度の差こそあれ人間にとって必要なことではある。それがなければ自信も生まれないからだ。ワシがここでブログを書いているのだって、やはりナルシズムに起因するものだろう。さすがに自分の書いたものにウットリはしないけどね。

でも、こんな駄文を毎度毎度書けるのは、自分の生き方に自分なりの自信を持っているからである。もっと若い頃だったら、きっと自分の文章を他人様に見せるなんてできなかっただろうし。ある程度の経験を自負しているからこそ、堂々と自分の意見を述べることができるのだ。

もっとも、自分の意見が正しいなんて、これっぽっちも思ってはいない。いろいろな見方があるからね。ただ、読む人に「こんな意見もあるんだぜ」ということを知ってもらい、それによって読む人が何らかの考えをもってもらえばそれで良いと思っている。まあ、これも情報発信のひとつといえるのかな?
コメント    この記事についてブログを書く
« 管理責任は、如何に | トップ | 今日は打ち合わせ »

コメントを投稿

脳みその日常」カテゴリの最新記事