ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

力士の験担ぎ…綱取ダム

2024-07-25 06:56:35 | 岩手(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は岩手県盛岡市浅岸二ツ森(あさぎし ふたつもり)にある北上川水系中津川に築造されている綱取(つなとり)ダムを目指します。アクセスは国道106号からドッグファームSHINYA盛岡競馬場を横目に見ながら県道36号を進んでいくと目的地に到着します。

【ダム名の由来】(参考
「綱取」はここの地名なのだそうですが、その由来については諸説あるようです。ひとつは昔このあたりの地形が険しく、葡萄の蔓で作った綱に掴まりながら登ったり降りたりしていたから、というもの。次はアイヌ語の「tun・nay・taor(トゥン・ナイ・タオル)」に由来する説。それぞれの単語をしらべてみると「tun:響く、nay:川、taor:川沿いの高所」となり、要約すれば「深く切り込んだ峡谷」といったところでしょうか。もう一つの説は、やはりアイヌ語の「tu・ne・taor(トゥ・ネ・タオル)」に由来する説。これもそれぞれの単語を調べてみると「tu:2つ、ne:〜の、taor:川沿いの高所」となり、要約すると「二股になった切り込んだ峡谷」といったような意味になります。ちなみに力士が験担ぎでここを訪れるという話も…。ほんまかいな。

到着しました。左岸側から見たダムの様子。治水ダムのようですね。

左岸側の親柱に嵌め込まれたプレート。ダムの完成は昭和57年(1982年)10月。


左岸側にある案内図。これによれば、中津川はこれまで氾濫を繰り返し、そのたびに盛岡市の中心部は被災していた。一方、盛岡市は都市化が進み、建築物が密集したことで河川の改修による治水対策は困難となっていた。また人口の増加に伴い水の需要も増加。そのため新たに上水道の確保が必要となっていた。そうした問題を解決するために築造されたのが綱取ダムで、中津川総合開発事業の一環として昭和49年に工事が着手され、昭和57年に竣工。高さ=59.0m、長さ=247.0mの重力式コンクリートダム。

左岸から見たダム上の様子。ダム上は県道36号で、それなりに交通量が多い。車両が途切れた瞬間を狙って撮影。

ダム上、中央付近から見た上流方向の様子。写っているのは綱取大橋。

同じく上流方向ですが、向かって右側を見るとこんな感じ。

一方、ダム下を覗き込み、

下流側の遠景を眺めます。

対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

右岸、下流側から見たダムの様子。

右岸の下流側はちょっとした公園になっていて、「県営多目的ダム」と記された石碑があります。これは先ほどの案内板にも書かれていましたが、綱取ダムが県営多目的ダムの第1号として築造されたことを記念するもののようです。

近くにある「綱取ダム竣功記念碑」と記された石碑。

右岸、上流側にあるこの建物はなんでしょうね。

別の角度から見ると、これは「岩手県綱取ダム管理事務所」であることが判明。



うーん、綱取の由来がイマイチよくわかりませんね。地名らしいんですが、地図を見てもそんな地名は載ってないし…。
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