ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

由来の奥深さ…七宗ダム

2020-04-06 07:43:22 | 岐阜(ダム/堰堤)
下呂市金山町金山にある木曽川水系の七宗(ひちそう)ダムへ来ました。ここは飛騨川と並行して走る国道41号(国道256号と重複)沿いにあるのですぐわかります。

ところで、なぜ七宗と命名されたのでしょうか。というのも、これは同市の地名ではないからです。確かに下呂市の南には隣接する七宗町があります。でもダムがある場所は下呂市。であるならば「下呂ダム」もしくはダムがある地名をとって「金山ダム」と命名するのが自然のように思えます。それを敢えて七宗ダムと名付けたのはなぜなんでしょうか。

実は下呂市と七宗町は隣接していますが、その境界付近の峰々は古来より七宗山もしくは七宗権現と呼ばれていたそうです。ダムは地理的に見てそこから北側へ降りた場所にあるのでこれにあやかり「七宗ダム」と命名されたと思われます。つまり七宗町の七宗とは直接関係がないということです。もっとも、七宗町の由来も同様で、町の北側に七宗山(七宗権現)があったことからそう命名されたようです。

じゃあ、その「七宗」ってどういう意味なんでしょうか。調べてみました。

七…全てを満たす数字(仏教)、完全数(聖書)
宗…神の宿る場所(御霊舎:みたまや)

なるほど…まぁ、そりゃダムの名前にしたくなるわなぁ。(参考

前置きが長くなりました。では、ダムに戻ります。下の写真は国道からダム上の橋を渡った対岸下流側から撮ったものです。



ちゃんと「七宗ダム」の看板があります。



同じ対岸の上流側に管理所はあります。





水利使用標識。



管理所からはこんな感じでダムが見えます。このアングルでは橋しか見えませんけどね。



ダム上の橋の中央から見た下流側の景色。



対して、上流の飛騨川の景色です。



いいねぇ〜、いい色だ。
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