ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

管理所からの景色がオススメ!…高山ダム

2022-05-17 06:58:17 | 京都(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は京都府相楽郡南山城村田山(そうらくぐんみなみやましろむらたやま)にある淀川水系の高山ダムを訪れます。アクセスは県道82号沿いにあるので迷うことはありません。

まずは右岸から見た「ご尊顔」をご覧ください。なかなか年期の入ったダムですね。



県道を来ると当該ダムの左岸に到着するのですが、そこには高山ダムの案内板があります。これによると、ダム建設は1962年に基本計画が決定し、1969年3月にダムが完成したとあります。



さらにイラスト付きの説明図。親しみやすい感じがします。



このアングルはなかなか良いとは思いますが、このダムがアーチ式には見えません。



でも、こうして見ると案内板にある通り、高山ダムがアーチ式のコンクリートダムであることがわかりますね。



貯水側からだと、アーチ式かどうかはわかりにくいですね。



では、ダム上を進んでみることにしましょう。このダム上は車両通行可ですが、さほど広くないため車同士のすれ違いが難しいんです。そのため通行する際には対向車が来るか確認しないととんでもないことになります。

ダム上、中央付近に掲げられた水利使用標識。関西電力による発電用ダムなんですね。



同、中央から見た名張川の上流方向の景色。



一方、下流側の景色は、こんな感じ。



対岸(右岸)に来ました。そこからダムを見ると、こんな感じです。



右岸にも左岸側にあったのと同じ説明図があります。



高山ダムでは水質を保全する取り組みを行なっているそうな。川を堰き止めると、どうしても植物性プランクトンが増殖しやすくなり、富栄養化現象が発生しがち。そこで川の中に連続的に気泡を発生させ、水を垂直方向に流すことで川面に集まっている植物性プランクトンを川底に送ることでその増殖を抑えているのだそう。さらにダムの上流側に分画フェンスを設置することで植物性プランクトンが下流へ行かぬようにする対策も取られているそうな。ほ〜。



右岸には慰霊碑があり、ダム建設の際に亡くなられた6人の名が刻まれています。合掌。





そこからダムを見ると、こんな感じ。



右岸の高台には「高山ダム管理所」があります。





そこからダムを見下ろすと、こんな感じ。綺麗なアーチを描いているのがわかりますね。



先ほども書いたようにダム上は狭いので対向車の有無を確認する必要があります。でも、見通しがあまり良くないのでそこを通過するには正直勇気がいるかもしれません。しかしながら県道に戻る必要がなければ右岸から国道163号へ抜ける道が用意されているので何も恐怖に怯えながらダム上の道を戻らなくても良いのでご安心を!
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