ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

たぶん堰堤だろうなぁ…風腰ダム

2021-08-18 10:08:53 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は長野県小県郡長和町和田野々入(ちいさがたぐんながわまちわだののいり)にある信濃川水系の風腰ダムを訪れます。アクセスは国道142号を美ヶ原高原美術館へ向かう県道178号をひたすら上っていくと到着です。その県道は野々入川に沿っていて、県道沿いに「風腰ダム」の表示があるのですが注意していないと見落とします。



表示板の裏側には1954年竣工で、1993年から94年にかけてグラウト注入により補修したとあります。グラウト(grout)とは建設工事において隙間を埋めるために注入する流動性の液体のことで、セメント系、ガラス系、合成樹脂系があるそうな。ここはダムですからおそらくセメント系のグラウトが使われたものと思われます(参考)。



その表示板の場所からダムを眺めることができますが、たくさんの木があって写真では何が何だかわかりませんね。



足元に気をつけながらダム上を歩いてみましょう。中央にある落水部分の様子です。



上流側の景色。水は澄んでいるんですが、写真ではわかりにくいですね。



落水の様子。飛沫が心地よい音を立てています。



次にダム下に降りてみました。緑色した丸いものは石なんですが、石全体が苔で覆われています。横に見える白樺を見ると「ああ、長野県だなあ」と思ったり…。



ダム下近くまで来ました。いかにも涼しげです。でも、これを見ると県道沿いにあった表示板の裏の表記がおかしいことに気づきます。だって「高さ90m、長さ320m」ですよ! いやいや、どう見ても違います。おそらく「高さ9.0m、長さ32.0m」の間違いじゃないかなあ。



それはともかく、ダム下の水の流れを見ているとそんなことはどーでもよくなります。



そこから下流はこんな感じ。



もし先ほどの高さ表記が間違いでワシの推測が正しければ、これは15m未満なのでダムでなく堰堤と呼ぶべきだと思います。未解決なのはこの建造物の名称です。「風腰」と命名された由来は? 付近の地名でもなさそうだし。そもそもこれ、なんて読むんでしょうね。「かぜこし」? それとも「かざこし」? まさか「ふうよう」?

う〜む、案内板がないのでわからんじゃないか!
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