たんぽぽの根？

以前にも書きましたが、深夜の「送り」の仕事は複数の店を掛け持ちしています。しかしＡ店は運転手を人間扱いしていないため、最近は主としてＢ店の仕事だけをしている状態。Ｂ店は「運転手さん、運転手さん」と立ててくれますし、若いボーイたちとも気さくに話ができるからです。

そんななか、Ａ店から電話が…。なんだろうと思いつつ電話に出てみると、聞き覚えのある人事担当の声。

「今も他で『送り』の仕事してます？」
「ええ、やってますよ。なんでしょうか？」
「実はウチの系列店で運転手を探しているんですが…」
「ほぅ…」
「もしよければ紹介しますけど」

ワシの答えは、もちろん「ノー」。なぜなら今のところＢ店の居心地が良いし、慣れているから。それに、またその系列店で人間扱いされなかったら腹がたつしね。

知らなかったのですが、この業界って系列店が意外に多いことです。Ａ店の系列店がいくつあるのかは知りませんが、Ｂ店の系列店は20ほどあります。たまたまＡ店とＢ店は別系列の店のようですが、大元となる本社の数はさほどないのでしょう。まあ、その会社がどういうものなのかは知ろうとも思いませんけどね。

それにしても、不思議なのは運転手を人間扱いしないＡ店が仕事の紹介をしてきたことです。親切心があるんだかないんだか…。理解に苦しむところではあります。