ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

お辞儀の意味

2010-08-03 04:24:08 | 音楽あれこれ
近年の若い演奏家のなかには「お辞儀」の意味がわからない人がいるようです。これは国籍はあまり関係ないみたいですね。じゃあ、彼らは頭を下げないかというと、そんなことはありません。演奏の始まりと終わりにはちゃんと頭を下げます。

問題なのはその頭の下げ方。ゆっくり頭を下げるというのでなく、勢い良く前屈するんです。漫才師でいえば麒麟の川島がそのパターンですね。彼らはステージ上でストレッチをしているのでしょうか。そんなお辞儀をする若手がたまにいるんですよ。

世界のあらゆる習慣を知っているわけじゃありません。もしかすると国によってはお辞儀のような行為はよろしくないとするところもあるのかも。それならそれで納得がいきます。

でも、基本的にお辞儀というのは相手に感謝の気持ちや敬意を示すために行なわれるものですよね。演奏家の例でいえば、自分の演奏を聴いてくれたお客様に感謝の気持ちを伝えるためにお辞儀をするわけです。なのに、ぶっきらぼうに前屈したらお客はどう思うでしょうか。たぶんお客に感謝の気持ちは伝わっていないと思います。

なにもお客の立場から「お辞儀をしなさい」と言いたいんじゃないんです。勢い良く前屈したって「聴いて頂いてありがとうございます」という感謝の気持ちは伝わらないよということが言いたかっただけなんですよ。

それにしても、フツーにお辞儀ができない若手が増えたなあ…。
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