ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

感謝の日

2006-06-19 15:35:25 | 回想する脳みそ
本日2本目のブログ。いや、ホントはこちらのほうがメインなのだ。今日という日がワシにとってどんな意味をもつのかは、ずっとこのブログを読んでおられる方ならご存知だろう。なので、もう詳細については語らない。

だからといって全く忘れてしまったわけじゃない。このところこのブログが多くの読者の目に触れるようになったことと、あまりにプライヴェートなことをクドクド書いても他人にとってはどうでもよいことだろうから書かないだけのこと。そう、ワシが死ぬまで忘れなければいいのだから。

午前中に仕事を片付け、いつもの場所へ向かうとともにお宅へ挨拶に行った。みなさん元気そうで何より。

いつものように店子の花屋さんに花束をお願いした。ひとしきり世間話をしようとしたら、社長が「お世話になりましたね。それで来週一杯で店をたたむことにしました」と衝撃の発言。

「いえ、このお宅が建て直すということで、これを機会に商売を辞めようと思いましてね」
「そ、そうなんですか…さみしくなりますね」
「でも、ここで40年も商いをしてきたんですから悔いはありませんよ」
「お疲れさまでしたね。これからはゆっくり休んで下さいね」
「それにしても、いつもウチを利用していただいてありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそお世話になりっぱなしで」

そんな会話をしていたら、あることを思いついた。

そうだ、今日という日はワシにとって感謝の日にしよう、と。なぜそう思ったのか。生前の彼女はワシに多くのことを教えてくれた。多くのことといっても、それは知識という意味ではない。人が当たり前に持たねばならぬもの。たとえば他人に対する思いやりとか、どんな人にも同じように優しく接することなどである。

そんなことは簡単なことと思うかもしれない。誰にでもできることと思うだろう。しかし、簡単なことのように思えて実際にそうしている人はあまり見かけない。人間にとって必要なことなのに、それが実行できないとは何たることだろう。そんなことに気づかなかったワシに彼女は態度で教えてくれたのである。

また、これは前にも書いたことだが、彼女からは無償の愛というものを教わった。これも言葉で教えられたのではない。彼女の生き様そのものが無償の愛だった。決して誇張しているのでなく持ち上げているのでもない。今さらゴマをすったところで戻ってくるわけじゃないし。

今日を感謝の日とするのは、ワシを人として成長させてくれた彼女に心から感謝したいなと思ったからにほかならない。でもワシはまだまだ未熟者。見習うべきことは山ほどある。少しでも「師匠」のようになれたらいいな…。そんなふうに思った。
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入りにくい店

2006-06-19 02:21:37 | 脳みその日常
なんと、明日(正確には今日)締め切りの原稿があるのを忘れていた。これは大変なことになった。大学の図書館は閉まっているし、スコアを見るとしたら楽器店に行くしか方法はない。仕方ないので銀座のヤマハへ、それも閉店間際に行く。

このあたりへクルマで来る場合、多少歩くことになるが首都道路株式会社の汐留駐車場が意外に安い。浜離宮朝日ホールなども近いので、いつも利用させてもらっている。

それでクルマを置いてヤマハへ行く途中、不思議な店を発見。写真を見ればわかるように、この店はどう見ても工事中である。でも「営業中」の文字が…。すかさず心の中で「どないやねん!」と、ツッコミを入れる。

ありがたいことにヤマハには欲しい楽譜はすべてあった。それはいいのだが、会計をしたところ、ナ、ナ、ナント、77,000円!

どーする、ワシ!
いや、買うしかないだろ。
まあ、そうだな…

てなわけで、締め切りをうっかり忘れたばっかりにエライ高い買い物になってしまった。大学の図書館を利用すれば無料だったのになあ…。

とほほ。
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