ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

身体的痛みには必ず原因がある

2005-04-12 18:00:01 | 脳みその日常
二週間ほど前、腰に鈍痛が生ずる。しばらくは歳のせいにしていたが、一週間前になるとその痛みは増し、腰から臀部へと移動し始めた。さらに3日前になると痛みは臀部と大腿部で起こるようになった。なんだなんだ、痛みが移動しているじゃないか。これは通常の腰痛ではなく、何か別の痛みだろうと推測する。

医者好きな人なら、すぐに病院へ行くだろう。しかしワシは医学は信用しているが医者は信用していないので行かない。いや、痛みの原因が細胞レベルの問題なら素人には手に負えないからシブシブ行くだろう。

だが今回の痛みは筋肉痛のような気がする。ならば、素人であっても、ある程度原因はわかるかもしれない。そこで、まずはネットで検索してみることにした。

「痛み、臀部、大腿部」などをキーワードにして検索してみると、おーおーあるある。各サイトを見て自分の症状と照らし合わせた結果、今回の痛みはどうやら軽度の座骨神経痛らしい。医学系サイトには病気のメカニズムが詳しく書かれているのでありがたい。なぜ痛みが起こるのかなどが図解入りで出ているからね。

座骨神経痛は、腰椎から出ているいわゆる「座骨神経」が圧迫されて痛みが生ずる。じゃあなぜ座骨神経を圧迫するのかというと腰椎や骨盤の歪みが原因らしい。ならばそうした歪みを治せば痛みは治まるはず。うーむ、なかなか奥が深いな。

骨盤などが歪む原因は長時間同じ姿勢をとることだという。確かにワシは長時間パソコンの前に座って仕事をしているから思い当たるフシがある。また、日常生活の中で本来の骨格のあり方でない行為をすることなどが歪みの原因となるようだ。たとえば、イスに座って足を組むことは誰でもすることだが、実はこれが骨盤を歪める原因なのだ。

そもそも足を組むという行為は、足を組まない通常の状態では居心地が悪いと感じるからするもの。ところがそれは居心地が悪いのではなく、腰から足にかけての筋肉が弱っていると無意識のうちに足を組むものらしい。それは左右どちらかの筋力のバランスが悪いので、筋力の弱ったほうをかばうために足を組むというのだ。だから、イスに座っても足を組まないほうがよいのである。まあ、それについては前から知っていたし、普段から足を組む習慣がないので、今回の痛みが足を組むことに由来したのでないことは確かだろう。

では衰えた筋肉を強化するにはどうしたらよいのか。今回ワシが行なった方法は背筋と股関節の周囲にある筋肉の強化である。背筋の強化については書くほどのことではないので省略する。股関節周囲の筋肉はどうやって強化するか。実は簡単な方法がある。

どんな体勢でもよいが、両膝をくっつける。そして両膝を左右から圧迫する。もちろんこれは足だけで行なう。これを数回行ってから、次は逆のことをする。つまりくっつけている膝を外に開くようにするのだ。この時には膝の外側にそれぞれの手を当てて膝が開かないように力を加える。これもジワジワと数回繰り返す。くれぐれも急激に力を加えないこと。

たったこれだけのことをしただけで、それまでの激痛はほとんど治まった。このブログを書くにあたり東洋医学の座骨神経痛のツボのサイトをみつけたので参考にされるとよい。それによれば、膝裏の「委中(いちゅう)」や腰のところにある「腎癒(じんゆ)」などを押すと効果があるようだ。

何でもかんでも医者に行けばいいというものではない。下手をすると医者に行ったばっかりに誤診されてエラい目に遭うことだってある。痛みは自分にしかわからない。だからまずは自分で原因を探り、対策を立てるのが大事に至らない秘訣なんだと思う。もちろん、例外はあるけれど…
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