ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

隅田川の花火見物

2004-07-31 11:25:00 | 回想する脳みそ
今日は恒例の隅田川花火大会の日。
でも、行かないけどね。

いや、せっかくなので、12年ほど前の思い出をひとつ。
ワシは特に花火が好きではなかったが、仕事上のおつきあいで花火見物に呼ばれた。
ご存知のように、花火大会当日の浅草周辺は人だらけになる。
そのためクルマで行ったら、どーにもならない。
仕方なく都営浅草線(だったかな?)に乗って行く。

案の定、夕刻の浅草は、人、人、人。
軽いめまいを覚えつつ、連れの人に誘導される。
人ゴミをくぐり抜けながら、しばらくしてその人は言った。

「ここです」
「えっ? いや、冗談でしょ?」
「じゃあ、入りましょうか…」
「ちょ、ちょっと…」

ワシが何故ためらったのかというと、そこはラブホテルの入り口だったから。
おまけに、その相手とは男だったから(笑)
ワシが「しおらしく」モジモジしていると、その人が

「早くしないと、花火が始まっちゃいますよ」

ますますワケがわからん…

ま、しゃーない、覚悟を決めてついてゆく。
エレベーターに乗ってからも、ワシの心臓はバクバク状態。
ところが、停止した階は、なんと最上階。

「着きましたよ」
「へっ?」

そう、我々はこのラブホテルの屋上で花火見物をしたのだ。

屋上に出てみると、すでに10人ほどの見物客がいた。
話によると、連れの人の友人の親がこのホテルの経営者なのだとか。
それで、毎年この時期になると関係者を呼んで、隅田川の花火見物をするらしい。
その意味で、ここは特別席なのだ。
ただ、その場所が「ラブホ」の屋上ということを考えなければ…

酒をしこたま飲み、ツマミをがっつり頬張りながら花火を堪能した。

「いやー、今日は最高ですよ。わっはっはっ」
「そうでしょ? いい眺めでしょ? まあまあ、どーぞ」
「おーっとっとっとっ…(/◎\)ゴクゴクッ・・・」

唯一、気まずかったのは、花火を見終わってエレベーターを降りて来た時。
扉が開くと目の前には、コトをいたそうと入ってきたカップルが…

「ワ、ワシら、ホモちゃいまっせ」(滝汗)

ワシが世界の中心で声高に叫んだのは言うまでもない。(もちろん心の中で)

ホロ酔い気分が、いっぺんに飛んだ(泣)
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