湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

書籍「もっと伝えたい~コミュニケーションの種をまく~」と「ワーク」編集部活動

2008-08-14 06:43:17 | 引きこもり
以下は「就労支援PJ」のメーリングリストに書いたものを編集しました。会員の方でブログを読んでいる方、同じもので、すみません。


今、「もっと伝えたい~コミュニケーションの種をまく~」(ISBN:9784477019284 Mar.'08 藤田康文・著)が茅ヶ崎市立図書館に入ったので借りてきました。育成会の季刊紙 「ステージ」やミニFM、拡大読書機などの紹介をユニバーサル・デザインの観点からまとめている本なのですが、「わーく」につながる発想が出てきて、もぞもぞと心動くものがあって、書きとめておきます。

就労支援の鍵になる本人活動を生み出す「たまり場」は、パブ活動だけでなくそこに心寄せ合う柔軟な活動が一本立ってる必要があると思っていて、互いの協力して欲しい事や、困っていることを積極的に情報循環させる心臓と情報の血流が集団の代謝を進めてくれると思っているのです。そんなところで、この本を読んでみたら、社会状況情報の紙メディア版ですが「ステージ」、ミニFM応用編の「シティライツ」等の背景に流れる「コミュニケーション」の部分が共感でき、面白いのです。


(参照)
●書籍「もっと伝えたい~コミュニケーションの種をまく~」

●「全日本手をつなぐ育成会/『ステージ』


(引用)
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> つまり、ただ単に情報をやりとりしたり、要求を伝えたりすることだけがコミュニケーションではないということです。

> わたしたちは、おたがいの存在や特性を認め、尊重し合うこと、言いかえれば心の「つながり」がなければ生きてはいけません。

> 伝え合うために言葉や文字、身ぶりといった手段は必須ですが、ほんとうに大切なのは手段ではなく、伝える中身なのではないでしょうか。

>

>  そして、豊かなコミュニケーションを実現するための前提として、だれもが本を読んだり映画を楽しんだりすることができて、生きるうえで必要な情報がすめての人に伝わる社会をつくらなければなりません。 (p.188)

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「わーく」は携帯SNSネットワークであり、こうしたコミュニケーションの技術的な面のサービスを行う社会的企業です。ゆるやかな「就労(社会参画)」というバイアスがかかっていますが、「たまり場」の交流を外に開く「たまり場」のCMも行います。

なるほど「ユニバーサルデザイン」ねと納得した次第。

前の「私の最前線 No.01」の集まりのとき、前夜に**さんと冷や汗の出る準備をしていたのです。私のPCの音声出力のところが接触不良を起こして、鳴らなかったのです。イヤホーンだったら大丈夫でした。そこで市販のワイヤレス送信機をPCにつないで、弱いFM電波を出しました。それを非常用のラジオで受信して音を出していたのです。この送信機は水平・垂直の聴きやすさの癖がありますが、もしこれを観客の皆さんにFMラジオを持参してもらえれば、全員のラジオが鳴り出します。これを録音すれば、会の経過が各自で持ち帰れるのです。ここの本ではそれを映画館の解説のFM波を出し、ラジオを貸し出すサービスをしていました。ただこれは解説できなければなりません。しかし環境提供は難しいものではありません。正確ではありませんが、コミュニティーホールの大会議室ぐらいなら、電波が届きます。そのセットは仕事ですね。

まだ溜め込んであることはあるのですが、「たまり場」の参加者のお出かけで「八景島」に行こうと思ったとします。またある人は金曜日に連れ立って●●さんのお食事会に参加しようと思いました。さて、こうした情報を紙メディアに載せることは理解するひとの範囲が広くなりますが、メーリングリストとか掲示板を使ったり、音声でガイドしたりすれば即時性も高まります。これを周期的にまとめて送る5分間TV番組を作ります。

あるテーマをめぐって議論するのは難しいことだと思います。それを放送しようとしているのではありません。出かけたときの感想を皆でしゃべったとします。または出かけたときに実況中継をしたとします。それを編集をかけて携帯電話やiPod,iPhone,PCに送り出します。不特定多数に出すのも、特定会員に出すのも可能です。

「浦河べてるの家」や「Big Issue」では、もうやっています。全体の活動の中に位置づけがしっかりしていないので、模索中の感じですが。

PJレポートを編集して紙メディア(ニュース)で、周辺のひとに返すやり方は、昔どおりの、しかし価値の高い方法ですが、始めから企画を収録しておいて、インターネットに編集して載せておく方法もあります。フォーマットが決まっていれば、かえってこの方が簡単かもしれません。メールで、ここの記録を見てくださいと紹介します。

そこを見れば就労(社会参画)関連情報が出ているとか>ex. 「ヘルパー2級講習あり、●月×日」(前に**さんが受講、楽勝!と言っていた。受講してみ?!)というような一言紹介とか、「サポセンでカフェやります。手伝って。」というような情報まで、それが携帯に届けられます。

これを当事者が作ります。携帯ネットはオンライン販売や、犯罪がらみのHPなどの誘いもありますし、話すときに個人情報が流出することもありますから、ケース準備会をしっかり積み上げておく必要がありますが、「たまり場」を攪拌代謝する活動を事前に作っていけば、より魅力的なスタートが切れます。

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火がついてしまうと、きりがありませんから、ここでやめますが、「わーく」の社会的企業を志向する仕事の部分の雰囲気が描かれています。

以上

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