湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

近所のバス停の奇妙な再会/事態は止まらない

2008-08-15 07:29:21 | 引きこもり
一昨日の出来事なのだが、我が家の近くのバス停で、どこをどうしたか見慣れた青年と出会った。見慣れたといっても、10年近く会っていない。そういえば以前、ひょっこり我が家に現れて、CRTを接続するのでケーブルを借りていくと、物置状態に本とチラシ等が山積みされた部屋からケーブルを持っていった。それが退塾から3年目、このときも突然の出会いだった。彼は小学生のころからの私の塾に通っていた子だった。それがまた2度目のひょんな再会を果たしたのだった。

私の転居先と彼の転居先が偶然同じ方向だったとはいえ、徒歩では近いとはいえない距離にあった。彼は私たちの旧ミニFMのスタッフで、私が塾を閉じる少し前に事情があって塾をやめ、ミニFMからも身を引いていた。

飛:「もしかして***?」
*:「はい」
飛:「久しぶりだね、どうしてるの?」
*:「鬱(うつ)、やってました…」
飛:「あらら。ご無沙汰だと思ったら。」
*:「元町の家、知ってます?」
飛:「知ってるよ。でも私は叱られてばかりなんだよね。」
*:「…。納得。でもやっぱり知っているんだ。」
飛:「長いの?」
*:「それより、変なこと持ち込んだんでしょ。僕はずっと病院通い。」
飛:「引きこもり青年の就労支援たまり場。」
*:「応援するから嫌われた?」
飛:「突っ込むなあ…、支援と言っても地域の休憩所みたいなところ。体勢取り直して出て行けるような場と活動のこと。オンライン放送局のことも言った。」
飛:「でもさ、毎日どうしてるの?」
*:「作業所通っていたときもあるけれど、家にいます。」
飛:「夜間傾聴やってるから、気が向いたら電話しなよ。」
*:「寝ないんですか?」
飛:「夜はね。でも明け方、話し相手が欲しくなる奴らがいて、話してる。」
*:「へえ。家の人大丈夫なんですか。」
飛:「いや、ほとんどメールなんだ。チャットだと、まとまったことが言えないし。」
*:「●●さん(元町の家スタッフ)と合わないわけだ、夜更かし。」
飛:「いや、もっと強引んぐ、マイウェイのこと。」
*:「ミニFMのときの言葉ですね。変わらないな。」
飛:「名刺持ち合わせないけれど、電話とアドレス書いておくから、気が向いたら電話しな。」
*:「名刺ないんですか?」(字が汚いことを知っている)
飛:「ごめん。持ち合わせ、無いんだ。」

こうして一緒にバスに乗ったのだが、昔から優しい奴だったが変わらない。もう10年近くたっていることに勝手に感慨にふけっていた。しかしオンライン放送局と言って驚かないのは、ミニFMを経験している彼ならではの経歴だからだ。「わーく」には是非必要な人材との再会だったが、彼を束縛するようで、彼の家の電話番号はあえて聞かなかった。話したいと思えば彼は必ず連絡してくる。生真面目な奴だからだ。しかし元町の家に出入りしていたとは…、狭い。

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お盆休みの時期、遠慮して連絡してこないが、夜間傾聴の相手は年中無休だから、限界がくると連絡が来る。連絡が来たときは、すでに燃え盛っている。

意外なことに安定していた入谷さん(仮名)からの連絡だった。どこまでも偏狭な日本社会である。入谷さんが親しい友人に話していた「シアトル移住の可能性」が、「格好付け・偉そう」と陰口、叩かれた。それを言った子の友人の親御さんと入谷さんの親御さんが知り合いだったことで、親御さんが入谷さんより先に子どもの情報をキャッチ。怒った入谷さんの親御さんが発言した子の家に怒鳴り込んだ。入谷さんの頭ごなしに起きた事態に、入谷さんは親御さんに対して爆発。ハンストに入っていた。

入谷さんは、言った友人と仲たがいになるかどうかは、なりゆきにまかせるといった。この子は大きいと思った。ただ身内の親切は、お節介と紙一重。ハンストはやめにして食べた方がいいこと、明日会おうと約束した。今回は御宅の方がいい。親御さんとて、悪気で怒鳴り込んだわけではないからだ。

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入谷さんの件があり、不安になって******君(仮名)のところに連絡をした。「暑いねえ」、「エアコン入れてるから大丈夫です」とまあ、こんな奇妙なやりとりの中で当人と話した。老婆心ならぬ老爺心だったようだ。「お盆なのにどこにも行かないんですか」とざっくり切られてしまった。ワーキング・プアだなあとしみじみ。

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茅ヶ崎図書館に頼んでおいた「精神科地域ケアの新展開~OTPの理論と実際~」を受け取った。OTPは「統合型地域精神科治療プログラム」と訳されている。ACTの方が生活支援の性格が強いが、統合型の地域支援が必要なのは共通の発想。

予想より、本が大きくて、バッグに入らずに苦労した。つまみ食い、つまみ食い。

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昨日は父が宗教団体の集まりに出て行く日だった。1時間前と迎え到着直前に電話が入る。しかし、ますます珍奇な会話になってきた。1時間前に電話を受けたとき「やあ兄弟、お久しぶりです」(実は数日前に会っている)、10分前にも同じ言葉で応対していた。1時間前の電話は完璧に忘れ去られていた。食事と身支度をさせておいたところに10分前の電話が入った。父が電話に出て、その直後「忘れ物をした」と、出先というのに、手すりにぶらさがるように2階の寝室に上がっていった。

まもなく、迎えの信者の++さんが現れたが、父は寝室から降りてこない。手荷物を下ろすために父の寝室に行ったら、大いびきで眠りこけているのだった。起こすと、制止する私を振り切って慌てて階段を下り、非常連絡用のボタンと家の鍵をわざわざ玄関先に脱ぎ捨てて出ていった。母がそれをみつけ、慌てて追いかけていき、車に乗り込ませる最中の父の首にストラップを下げた。

帰り、父は++さんに寄り添われて玄関を入ってきた。++さんが帰った後で気がついた。非常用ボタンと鍵のストラップが無いのだ。++さんの携帯に電話。ストラップは++さんの車の中にあり、Uターンしてくれたので、門前で受け渡しで難を逃れたのだが、「ネクタイを2本してきてしまいました」と言っていたことが判明。これからしばらくは、「ネックストラップはネクタイとは別」と教える気力合戦に入らねばならなくなった。

目が離せなくなってきた。昼夜うるさいとの近所の抗議が続いている。父が4時に来客応対しようとして、母を起こしにかかる。妄想なのだが、ここで父を制止する私との間で怒鳴りあいが起きている。話題そらしは、食事以外は効かないので、怒鳴りあいになってしまうのだ。怒って寝室に戻った父は数分以内に眠ってしまう。レム睡眠行動障害の大暴れの時間と一致するので、関連を疑っている。

夜間傾聴:入谷さん(仮名)
     ******君(仮名:こちらから当人へ)

(校正2回目済み)

p.s. 右目のかすみ、ますます進んでいる。ゴミが邪魔して右目が見えない。お盆明けにすぐ眼科に行く予定。

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