湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

介護は感情を超えていく

2006-12-07 07:16:16 | 引きこもり
昨日から庭に職人が入っている。その職人の間をすり抜けて、朝8時、石油の配達販売業者が玄関ブザーを鳴らした。わずかなタイミング差で、父が応対に急に立ち上がり、あせって廊下で転倒した。恐れていたことが起きてしまった。嘔吐と起き上がることができず救急車で病院に搬送。救急外来で大声で医師を指図する父の声に、体調の心配よりもうんざりするものを感じていた。私達の父への言葉は全く無視されていた。その結果起きた出来事だと思うと怒りも胸の中にあるのだ。軽い捻挫。ただいつもどおり目まいが問題になった。点滴を済ませる間に父は眠ってしまった。私は徹夜状態。点滴パックを恨めしげに眺めている自分。

14時から、私の今後のことについて話しておくべきひとと会うことになっていた。このような形で中断されることに、納得がいかないのだ。母は早々引き上げて、床を整えた後用事を済ませるために東京に向かった。私の仕事は夜だったので、父の付添は私がやることになっていた。父とタクシーで帰宅。嘔吐物の匂いの残る身体を支えて2階に持ち上げ床に寝かす。何回かやってきたことだが、自分の動きが機械的というか実務的になっていることがわかる。

運転手なみに指差し点検。父に携帯電話番号メモを渡し、急いで着替えて、庭の職人に支払いの確認をとり、外に待たせていたタクシーに乗って目的地に飛び込んだ。

こうして約束の時間は数分前到着で守られたが、次の茅ケ崎養護学校の用事を済ませて家に一度戻るころには、日が落ちてしまった。真っ暗な家、真っ暗な部屋。父は暗闇の中で手元灯もつけずに、ラジオを聴いていた。部屋の明かりをつけると消せとどなる。この声は習慣であって、怒りではないとわかっているのだが、腹に澱が残る。他人と話すときにも声の大きな人に好印象を持てないのは、こんなやりとりが影響しているのだろう。

父の状態を確認し、用意しておいたおかずを足して、かゆ膳を出して、相模大野へ。代行授業に飛び込んだ。これもまたぎりぎり。藤沢で乗り換えた後、うかつにも居眠りをして平塚で折り返した。まあこれが幸いして待たずに最終バスに乗れたのだが。

電話の音で目が覚めたら夜中の1時だった。傾聴の常連からの電話だった。終わって2時半。仕事の用事を済ませて4時。父の寝どこ確認をして、メールの応答を書き、Open PNE の本をメモしながら、この文を書いている。

10時には父の診察の予約があり、開業医の診察とリハが16時半からある。送迎を手伝うことにして、母にバトンタッチ。今日は茅ケ崎高校・辻堂図書館巡回、面談を大庭図書館でやる。訪問(学習)指導は日送りした。録音続きは今夜。

今日はここまで。

p.s. "The Big Issue"を購入。東京事務所と連絡を取るが留守。留守電に
   1月講演依頼の日程調整の件を吹き込む。講演会は1月下旬。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 録音は電話に中断されつつ… | トップ | 介護と活動の両立の布石/茅... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

引きこもり」カテゴリの最新記事