2015/05/21 記
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橋本の対面指導が日送りとなり、拡大読書器のメーカーに問い合わせをかける。案外丁寧に応答してくれたが、問題が潜んでいることがわかった。書面をカメラで読み込み表示してくれるのはいいのだが、PC外部モニターに対応していないことが多いのだ。表示して欲しい画像の「書面」機能はクリアしても「PC画面」機能はクリアしない。なんとも融通の効かない話なのだ。
PCの外部ディスプレーは2万円台で、可搬収納できるタイプが買える。PCにカメラをつなげ、書面を撮影した方が賢いのでは。しかしそれでは視覚障害者の生活必需品補助制度が使えない。奇妙な落とし穴にはまってしまったのだった。とにかく障がい者向けのツールはごつく、信じられないほど使い勝手が悪いものが横行している。そこにメーカーの発想が見えてとても嫌なのだが。
考えあぐねていると、I.O.データやエプソンが2万円台でスティック型PCをだすという。TVのディスプレーに小型PC本体を差し込んで、ブルートゥース接続キーボードと無線LAN接続でPCが使えるというものが見つかった。脱線ではあるがインターネットとワード程度の利用なら、製品を見る価値があるかなとも思い始めたりしていた。
ともあれ、メガネ店で仕込んできたカタログではわからなかったことが今回の問い合わせで、埋まったような気がした。
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今日は、教材屋の仕事を、出かける数日分先までこなしておくことに集中。一日中PCとにらみ合いの一日となった。日が傾いて、荒地寸前の庭の草刈りをやっと片付けて、今は隠居の気分。
医療情報QRカードシールの試作。シールはゼオンの技術が役立つが、コスト高。耐水シールよりは、レーザ印刷しシール化した方がいい。とりあえず耐水シールで試作したが、規格を「通院数3箇所」で作ったが、これを越すと、カード紙面のキャパを越えてしまう。カードを2枚開く形にすればOK。
これらは、近々防災対策課に持ち込むが、システム運営の絵をもっと具体化しないと、提案にならない。医療関係協力者が欲しいところだ。
この記事のボディブローがじんわりと効いてきている。災害ボランティアをしていて感じることは、防災の反応の鈍さだ。災害が起きねば、社会はなかなか動き出さない。ここを認識した上で、提案をアレンジしていかないと、雑踏の中の落し物探しのような悲哀を食らう。この辺は覚悟で動く必要がある。
夜間傾聴>ひとり
(校正2回目済み)