湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/14 「わーくNo.54/金曜災害ミニカフェ・レポート4/24より」

2015-05-15 05:54:02 | 地震津波災害ボランティア

2015/05/14 記
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「わーくNo.54」を書いている。今回は「金曜災害ミニカフェ」の4/24上映分のレポートβ版がしあがった。何回か取り上げているので重複して申し訳ないが、ごらんあれ。

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◎「ハートネットTV・被災地の福祉はいま(3)障害者たちの挑戦 岩手・陸前高田」

●震災4年目、被災地の障がい者チームが、困難なむしろ社会再編の好機と考え、社会参加を試みて行く。災害FMの一番組「」を担当することもJDF(日本障害フォーラム)の小山貴さんたち、陸前高田の試み。井筒雄一郎さん(広汎性発達障害)と、熊谷賢一さん(視覚障害・全盲)のお二人によるユルいトーク番組「ユウケンの部屋」が、月に1回、金曜日15時から行われている。
cf.) http://rikuzentakata-fm.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html
●この番組の様子を取材した番組だが、小山さんとは2014年3月に茅ヶ崎の懇話会でお話をいただいたのだが、「わーく」のFM実践がヒントになったのなら嬉しいことだ。この実践は「障がい者
の社会参加とインクルージョン」という点について、注目すべき内容を孕んでいる。
●いままで「障がい者の社会参加」というと「就労活動」を通じて語られてきた。就職して働くこと自身を「社会参加」と呼んだり、店舗販売活動や作業所生産を通じて「社会参加」と呼んできた。障がい者にしてみれば、職場の同僚と知り合うことや、お客さんに職業の顔で接したり、製品が社会に役に立つという間接的な繋がりで「社会参加」を言ってきた。今回の災害FMの番組を作り、その番組を通じて、障がい者の側から地域社会に語りかけて行く。様々な障害のゲストを呼んで語り合ったりしている点が新しい。障がい者から語りかけるインクルージョン活動であることだ。
●私は昔、フリースクールっぽい私塾を運営していた。その教室からミニFM放送を行ってきた。中高生と3年間ほど行ってきたのだが、そこで体験した綱渡り感覚が、「ユウケンの部屋」にも感じている。「番組作り」の鍵は「取材」にある。最大の落とし穴は、リスナーを忘れて仲間内の会話に陥ってしまうことと、話題が尽きるお粗末さで自滅することだ。FM放送という活動のものめずらしさに踊る間はリスナーがしらけていることを意識しないと誰も聴いてくれない「飽き」がやってくる。これをこえる活動が「取材」だ。番組では井筒さんが知り合いの「おばさん(失礼)」に感想を求めていたが、ゲストや訪問取材による交流範囲を広げて行く事が難しい。被災地では孤立化している障がい者をつなぐ働きもあるので、交流に適した番組を継続して欲しいと願うのだ。


◎「ハートネットTV・被災地の福祉はいま(4)疲弊する自治体職員」

●番組は被災地の自治体職員にもカメラが向けられた。大事な視点だと思う。番組では福島の被災地の行政を取材しているが、福島の場合は原発被災と分散避難生活という特殊性があり、現業部門では業者が避難して留守という事情もあって、その分まで行政職員がメインテナンスを行わなければならない。水道料金の払い戻しや市民・町民のゆくえ確認もおこなわねばならず、雑務は際限なくひろがって、職員に疲労がたまっている。平常時1~2%のうつ病発症率が自治体によっては、15~20%という異常事態になっているという。職員がつぶれれば復興はおぼつかない。職員に支援の手立てが必要だと感じた。

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夜間傾聴:開店休業

(校正1回目済み)

 

コメント
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