湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/8 拡大読書機購入相談/金曜災害ミニ・カフェと仮設の絆 他

2015-05-09 05:33:46 | 地震津波災害ボランティア

2015/05/08 記
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東京の某メガネ店に行ってきた。相模大野校の取り出し指導を終わらせ、急ぎ都心に出た。19時には金曜災害ミニ・カフェが控えていたからだった。私はリング照明付き拡大レンズ型の書見機(メガネ店で『拡大読書機』というのだと教わった。)を使ってきたが、良い方の片目の視野の網膜損傷の雲が広がり、雲の隙間の視野がピントが合わなくなってきたので、ツールの安定度が足らないことが障害になってきた。だからカメラ型の読書機となったわけだが、行ってわかったことだが、私のニーズに応えてくれる機種はないということだった。

1)周辺の視野で書を読む疲労感を確実に軽減する安定性
2)PC画面の拡大

この2つの要求は無理。後者は外部ディスプレーを接続すべきだということになった。ならば、1)の読書ニーズは、PC接続できる高解像度ビデオカメラ部分を買うことになる。

ところが、外部ディスプレーは、障害控除対象になっていなかった。どうするか…。携帯型機種のカタログをもらってきた。来週、市の障害福祉課に相談に行く。

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とにかく、異様に忙しい日だった。「みんなの学校」視聴はまた先送りとなった。市サポセンに着いたのが「金曜災害ミニ・カフェ」開始20分前。セーフだった。

今回は岩手・陸前高田市の2つの仮設のコミュニティ作りだ。福島のように、遠方分散避難の場合と、宮城・石巻市のように、仮設が抽選入居で人工的に独自の新規過渡コミュニティをつくる場合などがある。

今回紹介されるのは、陸前高田の家屋損傷のため、同一集落仮設に入っている、被災前とコミュニティが変化していない仮設、長洞仮設と、市内隣接5ヶ所から集まった旧米崎中学校庭の仮設が熱心なコミュニティ活動を行っている米中仮設の記録だ。

しっかり顔を覚えてもらうとわかるが、レギュラーがあちこちの仮設内企画に出ずっぱり。長洞仮設の方が災害復興の経過を踏まえているが、米中仮設は、活動密度が濃い。地元の絆の強い力を見るような、誰もが拍手したくなるようなハイ・テンションな記録なのだ。

仮設は歯が抜けたように、入居者がいなくなる運命にある。ところが長洞仮設は家の再建ができても、彼ら家族は同じ長洞集落に残る。米中仮設も昨年地元中が合併して、過疎の難はあるが結束の強い地域だ。そういう事情を加味してみていると、お互いが田舎の24時間筒抜け生活の中で行われており、大丈夫なのかと心配になる。絆は両刃の剣なのだ。濃厚な人間関係が、一面では互いを支える力となるが、反面介護や子育てなどの事情で参加できなかったり、若者の流出を食い止められなかったりとすれば、その指導も地域の噂となるだろう。

活動の中心が中高年で、上は80代の高齢な方も元気だ。田舎の特色は高齢の方は元気だ。しかし仮設の中には寝たきりの方もいるし、障がいを抱えている方、ラジオ体操の愛斗君を除き学齢期の子が登場しない。

医療の目で見ると、皆角太りしていることに違和感を覚える。仮設の避難生活で運動不足、つまり夕食時同じもの(宴会か)か、ハイカロリーの食事をしていることがわかる。そうした背景を踏まえると、緊張時間が長すぎるように感じる。

他の地域の模範(モデル)にするには、爆発しそうな風船を手渡しているような不安感を覚える。祭りの前日のような緊張が続くことは、用心がいる。幸い長洞には、状況が見えている優れたナビゲータがいる。しかし米中仮設は見ていて不安になるものを感じる。

仮設転出期の課題として、公と私のバランスは大きな問題だ。これが都市・近郊型災害だったとき、ここから何を学ぶべきか改めて考えている。これは後日。

夜間傾聴;開店休業

(校正1回目済み)

 

コメント
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