湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/20 **君の事故見舞いと、サポチガの総会に出て 他

2015-05-21 06:11:41 | 地震津波災害ボランティア

2015/05/20 記
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**君は「てんかん」を抱えている。昨夜、近所の駅前で突然倒れた。食事をとって帰りの道すがらだったらしい。ここしばらく発作が起きないなと思っていた矢先のことだった。入院は、倒れた場所で怪我をしたこと。頭を打ったらしく、様子見の一泊だった。だから私が行ったときには、彼は退院して。外来で私を待っていた。ガラスで切ったらしいと、腕に「網包帯」をしていた。相模原の塾の塾生ではない。昔の東京南部地域の塾に通っていた。

家まで送り、彼の家から茅ヶ崎まで直行で戻ったが遠い。乗り継ぎが多い分、時間が無為にすぎていく車内で、「震災医療 現場からの報告と提言―初期医療の問題点‐病院長の立場から 阪神・淡路大震災から二〇年」(老籾宗忠著)を読んでいたが、目が泳いでしまう。網膜色素変性症の視野は、あちこちがガラスの油汚れのように曇って見えない。視野の隙間で読むので、非常に根気がいるのだ。茅ヶ崎まで合計約1時間半。対食いそばやで腹をみたしてから、茅ヶ崎サポセンに。

15分ゆとりを取ってセーフ。

NPOサポートちがさきの定期総会。

災害ボランティアを始めてから、サポチガ関連の自主事業などから疎遠になっているので、話題が空回りしているのを感じていた。

たとえば、私は「ソーシャル・ファーム」という社会的弱者のための社会的企業には関心があるが、「ソーシャル・ビジネス」はピンとこない。サポチガが熱くなっているのは「ソーシャル・ビジネス」だ。「ソーシャル・ファーム」は社会的な困難や矛盾があって、その解決の手法として社会が弱者の社会参加的職場を提供する構造にあるが、「ソーシャル・ビジネス」の場合は、解決すべき困難や矛盾を前提にすることなく、社会還元する意味合いの濃い仕事を、民間が企業の手法を使って活動することにある。「ソーシャル・ファーム」は社会の必要性に着目し、「ソーシャル・ビジネス」は、NPOが企業的手法を取り込むことによって、パワフルになることに関心が行っている。私には、もともと企業経営には社会的な意味合いがあるので、結局は企業がNPOの殻をかぶるのと大差ないと思っている。社会的企業と言う点で、何を成そうとしているのかという質の問題を問うことが、大事なのだと思う。

しかし、市社協の方に拠点を置いているタージの皆さんの現状はどうか情報不足だが、サポセンの方は、災害ボランティアに出会えない。いわゆる社会活動テイストの活動に枯渇している。

総会を終えて、私の大切なひとと話したくなった。湘南ってどうしてこうステレオタイプで、つまらないのだろうと語りかけた。いい仕事がしたい。それだけなのだ。


<気になる記事から>

●「<被災地のいま>(1)仮設住宅/奔走相談員、負担増加」2015/03/02
●「<震災4年>今村文彦氏/不安定な収入復興の妨げ」2015/03/10
>被災地の現状、留意点は同じでも、結局そこからなにをなすべきかが出てこないのだ。目を離してはいけない。

●「宮城・震災時の活動2割止まり 県防災指導員」2015/05/17
>この記事が、一番棘がある。制度がいくらあっても、形骸化してしまうのはなぜ。

●「宮城・災害公営住宅で孤独死 仙台・諏訪」2015/05/13
>始まっている。阪神淡路大震災では20年経った時点でさえ、継続した課題が噴出している。皆の関心が薄らいだ発災数年後からの闇。

2015/05/
05●「フードバンク普及へPR コープ東北」

>仮設や公営復興住宅の生活は、特に生活保護母子家庭・高齢者には酷な生活が続く。見守り巡回を兼ねて、食糧支援は有効。これなら、非被災地の支援者もつながりを持てる。賞味期限が短いかんづめなどを提供してもらい、無償で生活保護世帯に利用してもらう。それが「フードバンク」。神奈川には川崎にある。

夜間傾聴:塾長

(校正1回目済み)

 

コメント
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