湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/10 教材屋稼業始まる/クリティカルな精神ということ

2015-05-11 06:07:16 | 地震津波災害ボランティア

2015/05/10 記
--------------
塾用夏期講習テキスト改定作業の第一弾が始まった。東日本大震災関連の引用が国語科に現れ、私の担当外だが自衛隊の活躍という文脈で地方紙を読む問題が出ていた。気になったので、問い合わせをかけると、いいんじゃないのとのこと。いけないと主張しているのではなく、誰も気付かず、いつの間にか自衛隊がそこにあるという空気に違和感があるのだ。コミケに自衛隊がパトリオットを展示して、3Dビュワーで戦闘場面を見せるたり、戦闘服を着せて写真を撮るというようなCMが行われているというニュースを見たが、なんだろうなこの空気と思うのだ。私は反対の立場だが、内容の云々ということより、クリティカルな精神の行方が見えない空気に、ぞっとするのだ。被災地に行くと、自衛隊の献身的な救命救援活動に感謝の一本槍で、沖縄の話など語る隙間もない感じなのを覚えている。

教科が違うが、気になったと付箋を返した。

--------

「わーくNo.054」を書いている。個人医療情報QRカードとマイナンバーとの関連で、医療情報利用の関連資料をあたっている。

神戸・甲南病院の関係者の話が,昨夜のテキストから広がって伝わり始めている。広域災害の民間からの支援活動の接点について考えるという大局的な視座と災害弱者保護の視座が連続して出てこないという未熟さ。

朝日新聞に夜間中学の記事が載った。何回か授業を持ち込んだ経験があるので、興味を持って読んだが、「貧困」とか「知識」ということが、固定的な概念で扱われていることは、昔と変わらない。とくに「知識の習得」は質的な吟味を経ずに「善し」とされてしまうことへの違和感は、依然変わっていない。映画「学校」を覚えているだろうか。そこに流れる学びの聖化は、引きこもりの子の動機が、人間関係の軋轢に押し込んでいるように感じるが、教科学習の価値混迷の手探りがあることを忘れている。

明日、5月下旬のスケジュールがわかる。近々福島の予約券を取れるだろう。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする