湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

##さんのコメントの一部に答えます(2)

2007-02-02 23:57:17 | 引きこもり
##さんのご質問への応答の続きです。
順が錯綜してすみません。

まず「わーく」が若者に面白いと受け入れられるかという点です。

私は前に茅ヶ崎保健所主催の講演会の講師Hさんと話しました。Hさんは、今の子は短期的な、希望大学合格というようなところを「夢」と語るが、それは違うと語り、もっと人生の目標になるような「夢や希望」を持って欲しいと語りました。私には違和感ありました。私たちいわゆる大人は「夢と希望」を抱いて日々生活しているでしょうか。

それは社会が悪いから「夢や希望」を持たずに、「必要」で日々を送っているという反論が出そうです。私は「夢や希望」を抱いて生活している人は一部の人で、大多数の人は別の生活価値のなかで生きていると思っています。極論すれば「夢や希望」は無いものねだりだということ。その別の生活価値とは、「かけがいのない人と共に生きていくこと」です。これが成り立つことが、生きていく上で大事なこと。これは仕事のこと、私生活を貫いて成り立つことだと思います。

なぜ遠回りの説明をしたかというと、「わーく」はその紙面の面白さとは別に、発刊していく工程の協業があります。社会と接する仲立ちとしてさまざまな場面が想定されています。このなかで、共に発刊する友と出会え、取材・営業の場面で社会を探索的に知ります。「わーく」が引きこもり青年が手に取ってくれる内容かという筋からすると、それは紙面が必要の論理で満たされているから、いわゆる面白いということにはならないと思います。しかし必要は担保しています。紙面の内容はリンク集であり、職業選択情報とオンライン交流への誘いであるわけです。職業ということの柱をアクセントとしますが、オンライン交流は本紙企画・編集や企画紹介、仕事関連の雑談であるわけです。彼らのセンスが反映できる場をタイアップさせているのです。

この意味で、自己表現と共感の可能性のある場を抱えているということで、発刊工程の協業とともに、「わーく」の魅力はあると思います。勿論運営は大変だと思いますが、よい循環が生まれれば、それも超えていけます。

ここで着目して欲しいことは、社会と仕事をめぐって、情報を取捨選択していく情報消費者のような立場(受容者)から、探る立場(主体)へと身の位置が変わっていることです。それを織り込んでいるがゆえに、「協業の経験」とともに「わーく」は面白さを秘めているのです。

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次に構想(若年者就労促進ネットワークの中の就労相談窓口『拡張版・ヤングジョブスポット湘南』作り)を夢物語に終わらせないために、その構想の「舞台」を知りたいと書きました。##さんは県労働行政の様子をよくご存知です。私は市民活動からの新参者として、関連行政各部局を探って、協力要請にまわっています。ただそれは、やみくもと紙一重です。この構想を実現の途に乗せるために、効果的な筋道がわかって回っているわけではありません。県労働行政について私は素人です。「舞台(県労働行政)」を知りたいのです。ご協力願えないでしょうか。

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次に「湘南オンラインフレネ日誌」がわかりにくいというご指摘です。ブログという世界は奇妙な構造を持っています。当人が価値あるものを整理蓄積している場を、他者が覗き情報を利用しあうという構造です。従来のホームページの情報宣伝機能とは場が違います。

典型的な例では、個人データベースがあります。類似のデータベースを作ろうとしている方が、トラックバック(リンク)を張り、情報を利用し合います。

私の日誌は情報宣伝のために書いているのではないのです。自分の活動の記録整理と関係者からのコメント期待のために書いています。ですから、後者のことでいえば、話が通じて欲しいですから、無理して難解な表現にするのはおかしいですが、私の場合は7割が自分のためです。その意味で包み込むような概念を持った言葉で語ったほうが、考えをまとめやすいのです。情報宣伝という場は、別に掲示板や告知板を作っていますが、正直のところ、効果をあまり期待していないのです。現場の活動の共感からしか本来は活動が広がらないのだろうと思っています。オンラインの世界は、情報共有とか意見交換とかを軸とした方が、実がありそうです。言葉はそのTPOに応じて変化させます。

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(つづく)

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すみません、対応中です

2007-02-02 05:48:40 | 引きこもり
今夜まとめて配信します。

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