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コレステロール値の高い女性は脳卒中に注意!

2007-04-18 00:01:15 | 感覚
コレステロール値の高い健康な女性は脳卒中が高リスク
ニューヨーク(ロイターヘルス)‐Neurology誌2月20日号でボストンの研究者らが、重要疾患の既往のない女性についてもコレステロール高値は虚血性脳卒中の有意な予測因子であると報告している。 Dr. Tobias Kurthらは、脂質と虚血性脳卒中との相関を検討した大半の研究では、冠動脈疾患の既往患者が含まれているかまたは女性を除外していると、指摘している。
この溝を埋めるため、Brigham and Women’s HospitalのDr. Kurthらは、1992~1995年の試験登録時に45歳以上(平均年齢54.7歳)であった女性を対象としたプロスペクティブなWomen’s Health Studyのデータを解析した。いずれの女性もベースライン時に心臓疾患、癌またはその他の重要疾患はみられなかった。ベースライン時には約28,000名の血液サンプルが得られていた。
平均追跡期間11年の間に、282名が虚血性脳卒中を発症した。
被験者らは各コレステロール文画(総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、総コレステロール/HDLコレステロールの比、および非HDLコレステロール)に関して五分位に分類された。
Dr. Kurthらの報告では、HDLコレステロール以外の脂質値で最高五分位の場合、最低五分位と比較して脳卒中に関するハザード比(HR)が約2倍となった。
HDLコレステロールに関して最高五分位の場合、虚血性脳卒中リスクは約半分に減少したと、Dr. Kurthらは報告している。
この研究者らは、年齢、BMI、飲酒、運動、喫煙、糖尿病、早期の心筋梗塞の家族歴、閉経後のホルモン剤の使用、片頭痛、高コレステロールの治療およびアスピリンの使用について補正したモデルを作成した。
このモデルで最高五分位を最低五分位と比較したところ、HRの範囲が1.65~2.45となった。HDLコレステロールのみが有意な予測因子ではなくなった(HR=0.78)。
この研究者らの計算からは、虚血性脳卒中リスクに関する最も統計的に有意な予測因子は非HDLコレステロールであることが示唆されている。
Dr. Kurthらは最後に、「我々の研究結果は、心血管疾患の既往のない明らかに健康な集団についても、好ましくない脂質値が初回の虚血性脳卒中のリスク因子として重要であることをいっそう浮き彫りにしている」と記している。
ロイターヘルスニュースより引用、
以前にも指摘したが、脳卒中などの危険因子は、総コレステロール値や中性脂肪値、高血圧などが考えられている。これに加え「家族歴」、家族や親族の中に脳梗塞、脳出血などの病歴があると、遺伝的に高まるのである。
これらの危険因子に加え、暴飲暴食、タバコの吸い過ぎ、ストレスなどの生活習慣の見直しも必要である。
女性はとくに注意が必要なのである。総コレステロール値の高い健常者でも女性は脳卒中のリスクが高まるのである。
私の母親も9年前に「クモ膜出血」で倒れたときには、この総コレステロール値270mg/dlと高コレステロール血症で、中性脂肪もトリグリセライド(中性脂肪)(mg/dl)も170mg/dlと適正値を遙かに超えていたのです。
参考に私は、総コレステロール値は145mg/dlと中性脂肪、48mg/dlと血圧も適正値で有る。
私の母親がクモ膜出血で倒れたこともあり、私は血圧と血管系の疾患に特に注意している。塩分摂取の低減食事内容や腹八分の食事、定期的な運動に心がけているので、健康体である。
私の母親は昔の人なので、家族の食事支度をし、家族が食べ残した物を「勿体ない」と言って食べていたことが後に影響したのだと聞かされたときにはショックを受けたものである。
私は学生時代から運動選手だったので、食事も多く食べていたが、現役を退いたときに体重が増えて、すぐに血圧が上がったことから、これでは大変だと考え、腹八分の食事に改善した。慣れるまで1年近く掛かったが、身体だけでなく、脳や身体も軽く感じ、また、若さを保つことも可能に成った。
今年50歳に成る私が、先月の講演会で受講者から先生、プロフィールに書かれている年齢間違っていませんかとの質問があり、苦笑いをしてしまった。
私は、講演会などで多くの人達に、脳疾患予防には「食事」と「運動」が重要であると提唱している。
食事は、暴飲暴食の防止、塩分の多い食事の見直し、タバコを吸っている場合は、禁煙の呼びかけ、また、睡眠不足やストレスの改善、運動では2km程度でも良いので散歩を定期的に行うことで脳も活性化し、血流も良くなる。
決して早足でなくて良い、ゆっくりでも効果があることが米国の研究グループで解明されている。
忙しい現在、定期的な運動が得られない人は、室内での10分程度の体操でも違いが有るのです。つまり、手足を動かし、血栓予防に心がけ、食事も肉類中心なら魚類に改善するなどの食事習慣の見直しが必要である。
私は、魚類中心の食事で週に3回以上は魚を食べている。豆類なども好んで食べている。ご飯類は軽めに食べるようにしている。
少しお腹が空いた状態が実は脳を活性化させるのである。「ペプチド」という脳内物質が活発に働き、身体の疲れを抑制し、やる気も起きるのである。
満腹状態だとこのペプチドの分泌が減り、身体的に疲れやすく、脳の活発化も出来ないので、眠気、身体の怠さなどに繋がるのである。
但し、これらも自己の身体の状態を良く理解し、専門医に相談され、指導を受け、定期的な健康診断など、脳疾患予防に心がけることを推進致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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