センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

専門家の「診断」メディアドクター!

2007-04-29 09:00:10 | 感覚
「メディア2007」医療記事を客観評価
記事:共同通信社、提供:共同通信社【2007年4月24日】
新聞などの医学記事を、専門家の目で「診断」する。こんな「メディアドクター」の動きが豪州や米国、カナダで広がりつつある。
医学、健康記事は、読者の関心がもっとも高い分野であると同時に、直接生命にかかわることもある。しかし、記事の根拠について、読者が確かめる手段はほとんどないのが実態。そんな問題意識が、メディアドクターの背景にある。
インフルエンザ治療薬「タミフル」投与の影響、関西テレビの「発掘!あるある大事典II」の捏造(ねつぞう)などで揺れた国内でも、記事診断の試みが始まった。
※10項目で評価
取り組みがもっとも早かったのは豪州。公衆衛生の研究所が2004年、医師や記者による評価をスタートさせた。
国内の主要メディアがウェブサイト上で報じた記事を対象とし、評価結果を記事発表後2週間以内にホームページに掲載。読者からの追加コメントも受け付け、記事に対する批判をメディア側にフィードバックできるようにした。
10項目の評価項目からみて、記事が適切かどうかを採点。項目は、(1)治療の新規性(2)実際に治療が受けられるかどうかという治療アクセス(3)治療コスト(4)必要以上に不安をあおっていないか(5)科学的根拠の質(6)副作用など治療の弊害-などで、それぞれについて、評価者が「満足」「不満」「評価対象外」をチェック。「満足」の獲得割合で評価し、結果は星の数で表し、最高ランクは5つ星となる。
※関心まだ限定的
これまでの判定では、比較的満足度の高い評価が付くのは、「あおり」「新規性」「報道資料への依存」などの項目。半面、「コスト」や「弊害」では満足度は高くなかった。
また、インターネットだけで記事を流すオンライン媒体は活字媒体に比べて満足度が低い。記事の長さが限られる上、時間に追われて十分に調べることができないまま書かれたとの指摘もある。
こうした動きは06年にはカナダ、米国へ波及。対象は、医療機器やサプリメントなどを扱った記事にも拡大。米国では「タイム」など週刊誌の記事もチェックされる。当初は医師だけが評価していたが、記者も加わるようになった。
ただ、大学や研究機関の間で関心は呼んでいるものの、一般読者の反応はまだ限定的だというのが現状。情報の広がりがこれからの課題だ。
※立場の違いも
日本ではことし、東大が主催する医療政策を考える社会人向けセミナーに参加する23人が評価者となって「実証実験」が行われた。
取り上げた記事は12本。大豆イソフラボンの効能や、患者に優しい検査法、更年期障害の新たな治療法など乳がん関連の記事で、生ニュースに限らず検証記事や特集も含んでいる。評価者の構成は医師と医療担当記者がほぼ半々。最高の星5つはなかったが、5本は星4つの評価。ある記事をめぐり、医師が「科学的根拠のない記事は書くべきではない」と批判したのに対し、記者サイドからは「(根拠の)数字ばかりの記事は読者に好まれない」と応じるなど、立場の違いを際立たせる議論もあったという。
同セミナーのスタッフで医療ジャーナリストの埴岡健一さんは「メディアドクターは医療とジャーナリズムの質の底上げにつながると思う。有志が集まれば誰でも評価できるので、まずやってもらいたい」と今後の動きに期待している。
以前に私のブログでも紹介したが、健康番組の捏造やまやかしデータなどを以前から指摘し、関係者に手紙やメールで警鐘していたが、ことごとく無視された経緯が有る。
今回の広がるメディアドクター 専門家の「診断」公表の評価に関して私は賛同できるし、日本でも導入して欲しいと願っている。
特に、健康番組などの内容を審査する専門家が今後日本でも重要であり、急務でも有るのです。
また、視聴者がテレビやマスコミで紹介されたからと言って「疑わず」に取り入れたり、その商品を買い込んだりする傾向にも私は警鐘を鳴らしている。
痩せたいからと言って、納豆を毎日食べたり、買い込んでもそんなに簡単に痩せられたら、テレビで紹介される前にブームになって、雑誌や海外でも紹介されるはずである。
日本のマスコミのように視聴者の気を引いたり、目を向かせるために以前にも捏造などのやらせが多かったのである。つまり、視聴率稼ぎが目的なのである。
これらに騙されるのでなく、疑い、賢い脳に成って欲しいのです。
また、番組の内容を良く吟味し、話の内容やデータの信憑性など、すぐに頭越しに信じるのでなく、これだけ食べたら、この商品を使ったらなど偏った言い方、内容には疑問符なのです。
日本にもいち早く、新聞などの医学記事や健康番組、医学番組の内容を診断する「メディアドクター」の存在が急務なのです。
他に、インターネット販売のサプリメントや健康器具、健康食品などの
身体的な影響なども怪訝されているのだ。
これらを監視又は、検査及び診断、取り締まる関係者も日本では少ない現状があり、模倣地区化されているのだ。
これら私共の健康や命に関わる問題でもあるので特に注意して選択して欲しいのです。
やはり、薬や健康食品は「専門家」に相談され、自己の身体の状態を診断して貰ってから取り入れたり、処方をして貰って欲しいのです。
私共は、これら問題を今度も取り上げて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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