ランディ・ジョンソン、ヤンキースへ

2005-01-13 22:38:09 | スポーツ
弊ブログ12月22日23日でヤンキース、ダイヤモンドバックス、ドジャーズの3角トレードが寸前で崩れた話を書いたのだが、その中で、「ジョンソンが宙に浮いたまま」と指摘したが、やっと片付いた。ジョンソンがヤンキースに移り、代わりにバスケス投手と2選手と金銭をヤンキースが支払うことで決着。ダイヤモンドバックスのホームページを見ると、その他ドジャーズからグリーン野手を獲得している。計算からするとジョンソンのおつりとしてヤンキースからダイヤモンドバックスに入るおカネをドジャーズに払って、グリーンを獲得したのだろう。とすると実質的にはダイヤモンドバックスはジョンソンのかわりに、若いピッチャーと4番バッターと2選手を補強したことになる。なぜか、というと2004年のシーズンの成績は51勝111敗。勝率.314だ。オリックスどころの騒ぎじゃない。それでもジョンソンは16勝。さらに5月18日には、完全試合のおまけがつく。

ダイヤモンドバックスは1998年にデビルレイズと同時にMLBに参加。1年目の98年にはナリーグ西で5チーム中最下位(デビルレイズはどうしたことか、それ以降ずっと、地区最下位のままだが)。しかし翌99年はジョンソンを獲得し1位。00年は3位、01年は1位でヤンキースとのワールドシリーズでジョンソンの連投(シリーズ3勝)でワールドチャンピオン。ついに頂点に立つ。02年も地区優勝だが、その後03年3位、04年5位と落ちるところまで落ちてしまった。三木谷さんも気をつけないとすぐに最下位になるかもしれない。

ジョンソンは南カ大卒業後、エクスポズ、マリナーズ、アストロズ、ダイアモンドバックスと移籍。今までチーム運には恵まれていなかったのか、あるいは自らの高い給料が他の選手への高額支払い能力を奪い、2流選手の中で投げなければいけなくなったのかはわからない。

それにしても、ヤンキースにもナベツネがいるのだろうか?もっともジョンソンはダイヤモンドバックスから給料が払えないので引き下げると通告されていたため、早くから移籍を表明していた。「MBAのテキストには、給料を1割下げると勤労意欲が2割下がり、逆に1割上げても5%しか勤労意欲は改善しない。と書いてある」と説明すると、そうかそうかと納得する人が多いが、本当はテキストなんかには書かれていなくて私のオリジナルである。

背番号は41、年齢も41。やはりニューヨーカーには2001年のワールドシリーズ第7戦に3試合連投で1点差で負けている場面でリリーフに出てきた時の衝撃が残っているのだろう。ところでジョンソンの背番号に1を足すと42になるが、これは全チームが永久欠番にしている。ジャッキーロビンソンの背番号だ。そんな待遇は彼だけだ。アメリカのかかえている問題が垣間見える。

一方、前回の3角トレード話では石井投手が絡んでいたが、こちらはきょう現在はそのままのようだ。ただし、ドジャーズには4番の内野手がいなくなって、数百万ドルの現金がある。「NAKAMURA?」


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