ブルーカードは何のため?

2005-07-23 19:53:04 | スポーツ
68636aa7.jpg日本サッカーミュージアムは、お茶の水にある。JRの西口を出て、お茶の水橋を渡る。外堀通りを水道橋方面に左折し、東京医科歯科大学と順天堂病院の間の細い道を右に入ると、細い通りに名前がついている。「サッカー通り・Football Avenue」と表示されている。

ところが、この道がなぜ、サッカー通りなのかは、まだわからない。駅から500メートルほど歩くと広い本郷通り(旧中仙道)に出る。道を渡るとサッカー通りは狭くなり、不安になるがさらに歩くと青いデコレーションのついたサッカーミュージアムの前に出る。1階と地下1・2階がミュージアムで地上2階より上が、財団法人日本サッカー協会の事務所が入っている。ビルの名前が「サッカー協会ビル」となっているが、協会がビルを持っているわけではない。借り物である。なぜ、通りの名前が「サッカー通り」かというと、名前がついていないと、初めての人がたどり着けないからだろう。

青いデコレーションの意味は、日本代表のユニフォームの色で、日本をとりまく海の色をあらわしているそうだが、海の範囲がどこからどこまでなのかは、国際問題のタネになりそうなのか、書かれていない。少なくとも東京湾は日本領だろう。

館内は無料エリアと有料エリアに分かれているのだが、無料エリアだけでは物足りないと思う。500円を払い、地下の展示ゾーンへ入る。

展示は、「日本代表とワールドカップ」というコンセプトの部分と、「日本サッカー史」というコンセプトの部分とに分かれるが、やはり近年になってやっと歴史を語れるようになったということなのか、残念ながら過去の記録は薄い。ただ、新しいミュージアムだけにコンピューターを多く使った展示が使われていて、飽きることはない。

ちょっと気が付いたのは、日本代表チームが今までに獲得したカップが並んでいるが、アジアの大会で贈られるカップは「非常に形が大きく、金ピカ」だ。早い話が、優勝したという記録は永久に残るのだから、巨大なカップなど地域の後進性をあらわすだけのような気がして気恥ずかしいが、別にその場に外人がいるわけでもないし、単にアジアの大会なのだから、どうでもいい話かもしれない。拝金主義の国ばかりだからしかたないか・・

映像類は相当量用意されていて全部見ようとすると、半日以上かかりそうだが、そこまでの余裕もないので、一覧して出口に向かう。(できれば、キックターゲットでもあればもっと楽しいかもしれないが、骨折した足を引きずりながら回っている人間には、不愉快かもしれない。あるいは、将来、日本代表監督を解任された外国人監督が怒りのケリを炸裂させるかもしれないし、)

そして、今だけなのかも知れないが、ブルーのカードをもらった。日本代表を応援する時とか使うのだろうか?よくわからない。むしろ、いつも胸ポケットに入れておいて、部下が、仕事で成功したときとか、そばにいって青いカードを高く掲げて祝福したりすればいいのだろうか?(仕事に成功するということは、他の会社が同額の損失を出すということと同義の場合が多いのだが)

ただ、よく考えると、部下といっても、年配者ばかりで、隙をみては、サボろうというのが多いようにも感じている。したがって、ポケットから取り出すべきカードは、ブルーカードではないような気もする。そういう人のためにサッカーミュージアム1階の売店コーナーには、公式サッカーグッズが売られているのだ。このブログの読者の中で、気が弱くて部下を口頭で注意できないという人には便利なツールがある。650円。

赤いカードと黄色のカードだ。ただし、ついでにホイッスルまで買うのは、少し行き過ぎかもしれない。


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