日本のガガ

2011-05-09 00:00:48 | 音楽(クラシック音楽他)
gagaアメリカの現代を代表する女性歌手といえば、レディ・ガガということになるのだろうか。東日本大震災では、日米両国民が固いキズナによって繋がれたトモダチであることを証明するために、緊急日本公演をしてくれるということである(もっとも、キズナの語源は、家畜をつなぐ綱だったのだが、それは日本語の問題だ)。

そのレディ・ガガ論というのを多くのアメリカの社会学の専門家が分析しているのだが、多くは、「米国社会の体制崩壊の象徴」みたいな言い方をしている。

もっとも、ウサマ・ビン・ラディンの住居を襲撃して、10年前の仇とばかり、復讐を正当化し、無抵抗の相手を撃ち殺して海に沈めるという、まるで日本の暴力団みたいなことをして大喜びしている国の社会心理なんて分析してもしょうがないような気もするが、体制崩壊の予兆は、マドンナの「反キリスト教的」なステージからだったのではないかと思わないでもない。

オバマが大統領になったのも、いわゆるWASPの比率が下がり、その他のマイノリティ総数が増えてきたからに他ならないとも言えるので、数十年後には、ヒンズー教徒やイスラム教徒が大統領になっても何も驚かない。

日本のレディ・ガガのこと。

実は、大震災の後、テレビCMがすっかり姿を消し、ACのフィルムが一斉に流れだした時だった。PUKKABAKKAというファッション系の洋品(服とアクセサリー)のCMが目に付いた。というか、AC以外には、このPUKKABAKKAだけだったような気がする。どこかで見たような顔のオバサン風がニコニコ笑って、いかにも時節はずれって感じだったが、その女性の名前は、・・

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アン・ルイス。

そう、いつの間に消えてしまった女性歌手というカテゴリーに入るのかもしれないが、ハワイとかロスアンゼルスに居住していて、新しい企画を打ち出したわけだ。ファッションとは関係ないDVDなんかも発表したようだ。

彼女と言えば1Q84年に発表した「六本木心中」ということになる。一体、カラオケで何回歌われたのだろうか。実際には10年位ずっとロングヒットしていたようだ。何回歌ってもうまくいかないわけで、他の歌手もカバーしているが、全部下手だ。この曲は彼女に大いなる名誉を与え、作詞家湯川れい子に巨万の富を与えたのだった。

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しかし、バブル崩壊で六本木が普通の街になった頃、彼女は日本から脱出。

そして、今、色々調べてみても、彼女のやっていたことって、とても体制破壊的なステージで、20年前位のことなのだが、その当時も、その後も追随困難だったのだろうなあ、と思っているわけだ。

どうも、高音で歌い過ぎていて喉を傷めたり、パニック障害になったり、そして離婚したりと、結構さんざんな人生が待っていたらしいのだが、・・

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ついに、何かをやり始めたわけだ。


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3 コメント

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六本木心中 (ysJournal)
2011-05-09 00:57:08
おおた様
この歌、大好きです。
Unknown (おおた葉一郎)
2011-05-09 21:04:18
ysJournalさま、
今でも、六本木以外ではこの歌を歌うと盛り上がります。

文中記載のpukkabakkaのHPからライブDVDが購入できますが、二つ位音を下げて歌っているようです。

10年以上の長い休暇をとっているので、そろそろ働き出したのでしょうかね。
アン・ルイス (ysJournal)
2011-05-09 23:15:38
おおた様
ハーフでもある事ですし、彼女はあのママ爆発(体型的に)するとおもったら、痩せていたのにビックリ。

最近の映像でも、ステップは80年代のまま。歌も良いけど、吉川とか、芸能人の仲良しグループがワイワイ楽しそうにやっていた雰囲気が好きでした。

田舎物のミーハー丸出しでもうしわけない。

そう言えば、友人の送別会の流れの2次会で、思いがけず初めて赤坂のビブロスへ行ったときは、意味も無く感動しました。

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