フェスタサマーミューザKAWASAKI2023

2023-08-03 00:00:49 | 音楽(クラシック音楽他)
以前は、よくクラシックコンサートに行っていて、川崎駅の西口にあるミューザにもサマーフェスタの時によくいっていた。

ところが、コンサートホールや映画館のような空間が、ある時から苦手になった。それは東日本大震災の時からで、どうも落ち着かない。その原因の一つが、ミューザの天井が落下したこと。コンサート中ではなかったので犠牲者はないが、もう一つは千代田区の九段会館で、大学の卒業式中に震災になり、確か亡くなった方もいた。そこも何度も行っていた場所だった。

映画館も苦手になり、その上、コロナということだったが、昨年あたりから映画館でも落ち着くことができるようになった。



それで、サマーミューザが開催中であることも気が付いてなく、8月1日に気付いてスケジュールを確認すると、8月2日に東京フィルで出口大地指揮、ピアノ清水和音で前半はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番があり、後半はベルリオーズの幻想交響曲となっている。どちらも革命的名曲だ。特に幻想交響曲の第四楽章から第五楽章の打楽器の連打の部分がいい。教会の鐘が鳴り響くところが怖い。

ということで前日の夜の11時にネットでチケットを購入。席はヒネリを入れて4階席を選択。安い上に、上から見るので、打楽器のようなステージの後ろの方に配置される方々は通常はよくみえないが、上からよく見える。実際、打楽器担当は5人もいた。開演前に自席から撮影したが、ステージの裏側にも席があって、指揮者の顔が見たい人には最高の席になる。



しかし、4階席は結構、怖い。テラスになっているので、椅子の下は空間になっている。何となく、飛び降りたくなりそうなので、姿勢を低くしたり、足を床につけて踏ん張ってしまう。スパイダーマンやスーパーマンじゃない。日本だと陰陽師(演・野村萬斎)なら落ちても大丈夫だ。


そして、清水和音のチャイコフスキー。有名すぎて解説しにくいが、すこし太ったのかな。頭頂部も少し危ない。

そして問題の幻想交響曲。かつて小林研一郎指揮の日本フィルで聞いた時に、「本物の鐘を買った」というのがあり、演奏者が叩いていたが、本公演では第5楽章の鐘をどうするのだろうとずっと推理していた。上から見るとステージが全部見えるが構造上、体を音が包み込むようには聞こえない。あくまでも視覚的にいいということ。

そして第5楽章の問題の箇所だが、どうもステージの左の方から鐘が聞こえてきた。生の演奏の音ではないようにも聞こえるが、テラス的に死角があるので人工的な音とは断定できない。

指揮者の出口大地氏。ほぼ年上の楽団員達としっくりいっているのかなと、少し気がかり。

上から眺めると、地上界の出来事がなにか下世話のように感じ、自分がゼウスの神のような超越的な感じになってしまう。

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2 コメント

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こんばんは (こんばんは)
2023-08-03 19:16:48
こんばんは。
コロナ前は、クラシックコンサートが満席で入れない事が多く、敬遠していました。
5月にコロナ5類になってから映画館に行っています。
シニア割の存在を知ったのもつい最近です。
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Unknown (おおた葉一郎)
2023-08-05 23:03:12
こんばんは、
ミューザの4階席、一見の価値あります。高さから言うとNHKホールの一番奥の席のほうがたかいかもしれませんが、ただ遠いだけですから。
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