大門坂から八咫烏

2020-11-12 00:00:48 | たび
熊野那智大社につながる道は大門坂である。長い古道踏破の末にここに辿り着いた巡礼者の心を考えると感無量だ。(本当は、よくわからない)雨の日で滑りやすく、角の尖った石積みの階段は、転んで頭を打ったら、大変なことになるのだが、頭を打った人が道端で休んでいた。私にできることは何もない。

daimon1


途中、南方熊楠が3年間借りていた家というのが建っていた。熊楠といえば博学強力で有名なので、いつも図書館に通っているというイメージだったので、この和歌山南部の石ころ階段の家に住んでいるというのが、いまのところ理解できない。

daimon2


そして、広場に出ると『なでしこジャパン記念モニュメント』が立つ。なでしこジャパンがワールドカップドイツ大会で優勝し、ロンドン五輪で銀メダルという活躍をしたことを記念して2014年に建立された。八咫烏(やたがらす)がサッカーボールに蹴りをいれようとしている。日本サッカーの象徴が八咫烏。足が3本なので、転びにくい。日本サッカーの父といわれる中村覚之助の故郷が那智勝浦であったことから熊野の守護神である八咫烏がシンボルマークになったそうだ。

daimon3


このモニュメントの下には当時のなでしこジャパンメンバー全員の足型が並んでいる。運動選手の特徴として足のアーチが大きく、土踏まずが小さい方がいいと思っていたのだが、最も土踏まずがないのが、丸山桂里奈さん。バラエティで大活躍だが、ドイツ大会では準々決勝のドイツ戦で延長後半で角度のないシュートを決め、準決勝に進んだ。足の幅が二人分ある。靴は特注だろうか。皮代が高そうだ。

daimon4


逆に土踏まずがまったくないのは鮫島彩さん。今からでも遅くないので整形外科に行くべきだろう。