おふろ甲子園優勝の湯

2020-11-24 00:00:47 | たび
山梨にGoToしたのだが、目的は『美術館』『温泉』『ワイン』。考えてみれば、人間の気持ちを豊かにするための要素の半分ぐらいのアイテムだ。ただ、1泊2日で行動できる範囲には限界があり、美術館はキース・へリング美術館のみだった。温泉については、そもそも「はしご湯」するようなものでもないし、それでも予定より一つ落とした。



ということで、石和と甲府の中間にあり、「第四回おふろ甲子園」で優勝した『源泉湯 燈屋』に行く。あかりや、と読む。

「おふろ甲子園」は全国の銭湯やクアハウス、湯処、健康ランドなどの浴場施設がエントリーして、覆面調査員が予選段階から潜入して15店が準決勝、さらに5店が決勝を争い、優勝を争う。さらに業者同志の懇親を深めたり勉強会を開いて経営の合理化に務めているそうだ。第一回が2012年、第二回の2013年以降、隔年で開催されていて、2017年の第四回大会で全国優勝している。この年はさらに準優勝5店のうち2店が山梨県勢という圧勝だったようだ。



訪れたのが平日の昼下がりということで、やや閑散としていた。石和温泉郷から離れているため単に入浴するだけではGoToのメリットを受けないので、空いていただけかもしれない。

温泉は『和こしの湯』(にこしのゆ)と言われ、源泉かけ流し温泉だが、47.5度と熱いため加水しているとのこと。箱根湖尻の温泉などでも温泉が熱すぎるので冷やすための冷泉を見つけるのが大変という。持てる者の悩みの一種か。



山梨県の地底には日本を支えたり揺さぶったりする4種のプレートが重なって存在しているとのことで、当店の壁書きによれば、石和の湯なんかただのお湯で、効能物質が豊富なのは、当店の湯である旨、第三者風に書かれている。確かに肌がぬるぬるになる。一方、街中にあるので、露天風呂であっても高い壁があり、視界は限定される。浴室にカメラ持ちこめないので、パンフの画像で想像あれ。つまり富士山は望めない。



お休み処の食事で、もっとも華やかなのは、名古屋名物の『台湾そば』。中央線に乗って何回か居眠りと乗り換えをすれば、名古屋に着く。時間的には新宿→東京→新幹線の方が早いが、リニアが開通すれば最も名古屋が近くなるのが山梨県であることに気が付く。