謹賀新年(将棋版)

2005-01-01 23:17:19 | しょうぎ
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年賀状にも各種あり、ハガキによるもの、メールによるものがあるが、ついにブログ版の年賀状である。わたしの場合、通常の年賀状と将棋関係の友人用と別に作るので、組合わせは6通りになってしまった。

 

今年の将棋関係の最大の目標は、「支部結成」である。個人的ないくつかのサークルの仲間を合わせると現在の希望者は9人。あと一人である。しかし、地理的に離れていて、ネット上の人もいて、主にタイトル戦の時などは形勢判断メールが行き交うようなメンバーになっている。ネット将棋に乗っかって、大会などやろうというような無謀な支部でもいいだろうかと、関係者にささやいてみたら、渋い顔をしているのだが、本当の理由は、将棋連盟主導のネット支部を作りたいらしい。とすれば、私のやろうとしていることは、「ゲリラ」と認定されるのかもしれない。しかし、ブロガーはそういうのが好きなのだ。早耳早足だ。

 

それと、将棋連盟が今年の特例として、記念免状発行することになる。ご存知のとおり、通常の免状への署名は、連盟会長、竜王、名人である。つまり中原誠会長、森内俊之名人、そして就位式後の渡辺明新竜王である。人気の高い羽生善治氏と谷川浩司氏の署名はない。しかし、今年は希望棋士の署名を入れてくれるらしい。(要するに免状料収入が目当てなのだろうが)

 

実は、私は、かなり以前に五段になっているのだが、その後、将棋連盟の発行する雑誌「将棋世界六段コース」をさっさと卒業していて、有資格なのである。しかし、ただ額縁に入れて飾っておくだけなのだから、名人、竜王に羽生、谷川の名が揃うのをずっと待っているわけだ。他にも同病の方に会ったことがある。その方は63歳だ。早くもらわないと額縁を眺める時間がなくなる。今年の記念免状の六段なら二人の名前が指名できるらしい。申請費用も相当額必要なのだが、今年は情勢を見極めて大枚を切る決断をすることになりそうだ。

 

そして、最後に詰将棋だが、毎年1題作っている。そして年始詰将棋に使っている。結構難しい問題を作っていたのだが、ある棋界OBの先生から、「正月早々から難しい問題では、頭痛物だ」とお小言をいただき、次の年は5五金打ちの1手詰にしたら、また怒られてしまった。今は、お酒を五合飲んでも10分位で解ける程度の問題にしている。

 

「東大将棋詰将棋道場」という詰将棋のソフトは、難解な詰将棋も数秒で詰ましてしまうのだが、余禄で、詰将棋作成機能が付いている。いろいろやってみると何とか問題は作るのだが、まったく難易度がない。人間の心理の逆をつく問題が、詰将棋の奥義なのだが、ソフトにはそういう人間の陥りやすい心の隙とか理解できないのだろう。その分、ほっとする。

 

月に一回くらいは将棋ブログも書くつもりである。この世界にも、新人類対旧守派とかナベツネのカゲとか色々感じているので・・・

2005年がきた。

2005-01-01 23:13:33 | 市民A
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さて、2005年になった。昨年末のスマトラ沖地震で発生した津波被害は、自然災害の力が超越的であることを見せつけられた結果になり、国籍や宗教をもって争うことなど、愚かなことであるということを思い知ることになった。これから少なくとも数年は、世界中が被災地を助けていかねばどうしようもない。津波、地震大国日本にしかできないことを優先的にやっていかねばならないだろう。
 
実は、今から10年前、1995年というのは、世界が変わりはじめた年だったというのが私の意見だ。日本国内では、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件という二つの巨大事件で、世界を見つめる余裕がなかったのだが、

A.年初にボスニアヘルチェゴビナでの和平が実現し、戦争の世紀の中で初めて国家間の軍事紛争が世界中で終了。
B.しかし、イスラエルのラビン首相が暗殺。これ以降パレスティナでの新たな戦闘が始まっていく。
C.WINDOWS95が発表され、この年以降、世界がIT化されネット社会・ネット文化がはじまる。
10年は長いのか、短いのか?
 
さて、今年のテーマをつらつら考えると、こういうところだろうか(順不同)

政治的問題
1.イラク問題は民主選挙とフセイン裁判がカギだろう
2.北朝鮮問題は、さらに北側のメルトダウンが近づくと同時に、大崩壊かソフトランディング
  かにより、韓国・中国・日本への影響が全く異なると思われる。韓国は特に崩壊阻止を念頭
  に、ソフト路線をとっているのだろうが、世界の歴史上の例では常に「崩壊」へ向っていく。
3.国連安保理の常任理事国問題は簡単には進まないだろう。

経済的問題
4.中国経済は臨界点か?というのが読みきれない
5.日本国内では既に、設備投資の新規計画が行き詰まりつつある。資材がないとか、受注残が多
  すぎて新規受注困難とかだ。こうして景気に波ができていく。
6.またペイオフ解禁で、不勉強の方々が、危険な地雷のような投資に引っかかりそうな予感がする。  まあ、不労所得はなくなってもしかたがないのかもしれないが。
7.銀行間抗争というのも、多くの今世紀的問題を含んでいて示唆的かもしれない。
8.ダイエーが再生するなどとはとうてい思えないのだが、産業再生機構の腕前を鑑賞してみたい。
9.カルロスゴーン後の日産に大注目。

その他
10.オリ近球団になって勝率は?オリックスの勝率は3割台。弱者が強者を吸収して、さて・・・
11.ジーコは留任できるのか?



ジーコの話は他人事ではなく、私も6月末で現会社との2年契約の切れ目なので、とりあえずは仕事のラッシュをかけなければならないが、ラッシュすると赤字になりそうな話が多いが、まあしかたない。
 
さて、友人からは、「いつブログのネタ切れになるか楽しみにしている」と嫌なご宣託を受けているのだが、数多くの愛読者の方々のために、(財)経済広報センターの社会公聴会員になったり、美しい日本語を書くため(?)に三省堂の新明解国語辞典を購入したり、データブックや地図をとりそろえたり、また雑誌の購読をはじめたり整理したり、それなりにできることはやっている。しかし、最後にはおカネで買えないものがある(とマスターカードのCMのように)。おカネで買えないのは「気持ち」だけ。
 
そして、ブログはどこまでメジャーなツールになるのだろうか、あるいはもっと「ならずもの撃退ルール」が必要なのだろうか、個人と社会とジャーナリズムの関係は?昨年までのパワーブロガーはブログ外でも有名な人物が多かったが、ブログ界の中でメジャーになる例も見受けられてきている。ブロガー世論の形成はどういう形態になるのだろうか。この辺はまた論争になるのだろう。
 
まあ、そんなところで今年もブログの海を漂流することにするので・・・