ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

PRUSA トラブルその2の続き

2013年09月05日 | BIKE

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PRUSA トラブルその2 ではエクストルーダーブロックを作り直したものの、フィラメントのスリップによる供給不良が起こりました。本機ではアイドラーブロックを4本のスプリングで押して、その圧力は4個のナットの締め具合で調整する構造になっています。

スリップするとどうしてもその調整を強くしたくなりますが、そうするとフィラメントが押しつぶされることになり、変形してガイド穴を通らなくなるなどと事態は悪化してしまいます。

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ローレット加工した真鍮の棒材の中央に溝がある部品は”Hob"と呼ばれています。

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その”Hob"とフィラメントの距離が遠かったようで、ガイド穴の位置を修正しました。

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そして”Hob"とフィラメントのセンターが狂っていたので、ワッシャーを追加して調整しました。

更にモーターにクーリングファンを取り付けた(後ほど紹介する予定)あとは、モーターの発熱によるブロックの変形もなく15時間の連続運転が可能(それ以上はまだ試していません)になりました。


PRUSA トラブルその2

2013年09月05日 | BIKE

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解決したかと思って喜んだのも束の間で、ギアの空回りのトラブルが再発し、原因を探ってみればモーターの取り付けスクリューの緩みと取り付けフランジの変形であることが判明。スクリューはモーターの雌ネジの奥行きが浅いのでワッシャーを追加したり(赤矢印)、モーターとブラケットの間に折った名刺を挟んだりと応急処置(緑矢印)でなんとか運転が可能になりました。

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スクリューが緩む原因は”回転して緩む”のではなく”座屈”して緩んでしまうのが分かりました。これはPLA樹脂は60℃くらいで柔らかくなってしまうことや、バックラッシュが大きくなるたびに強く締めたり、長穴の幅が大きいので面圧が過大になっているのも原因だろうと考えました。

Ex_block_6

そこで、各部のウイークポイントを解消すべく123Dを使い作り直すことにしました。

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現物をプリントし・・・・

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何とかカタチになりましたが・・・・




PRUSA トラブルその2

2013年09月05日 | BIKE

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次に見舞われたのは”ピニオンギアの割れ”で、セットスクリューを何回か増し締めしているうちに締まらなくなり、外して確認すると矢印のように割れていました。

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PLAではそれほどの強度は得られないと思いつつ、プリントの設定をいくつか試してみましたが、最終的にはABSで作り現在に至っています。

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このときに同時にモーターのシャフトの一部を削り、セットスクリューの締め付けトルクを抑えられるようにしておきました。


PRUSA トラブルその1

2013年09月05日 | BIKE

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本機の今日の稼働状況ですが、ココに来るまでは結構な苦労がありました。

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動かし始めてすぐに気になったのはエクストルーダーの樹脂製ギアの過大バックラッシュで噛み合いが浅く、”De-String"の設定をしてフィラメントの引き戻しが行われると、モーターが逃げて噛み合いが外れてしまう事態に。

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123Dを使い新たに一回り大きくギアを作り噛み合わせの問題はひとまず解決しますが、この近辺の問題はまだまだ尾を引きます。







0.5mmノズルで0.1mmレイヤー

2013年09月05日 | BIKE

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当ブログの最初の記事になりますが、ご覧になる方には宜しくお願い申し上げます。時系列がバラバラになりますが、3Dプリンター相手に奮闘する日記を順次アップさせていただきます。

画像の34mm径の球は、あるツイッターで見かけた記事に倣いプリントしたもので、左から0.1・0.125・0.15・0.2mmのレイヤー厚です。

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結果は0.125mmが一番良く、インフィル率ゼロ(空洞)でも何とか頭頂部もふさがりました。

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最低限のサポートと空洞の条件で成功させるために、0.1mmのときに失敗した例(冒頭の画像の最右)から8ループから12ループに変更しました。

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空洞を試したのには理由があり、画像は0.15mmレイヤーのプリント途中ですが、これはインフィル率30%で中身をプリントする際に、XYが小刻みに動くため余計なGがループの出来に悪い影響があるという仮説(ワタシが立てた)のためです。

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実は今回まあまあの成功をする前のテストショットではご覧の酷い結果。

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外側が酷いのはともかく、インフィル部(黒い矢印)にくらべループ部(赤い矢印)が高くなっているのが分かるでしょうか。高い気温で比較的小さい物をプリントするのは初めてだったもので、こんなことになってしまいました。これは球面を最小限のサポートでプリントするためにループを多くしたので、融けた樹脂が冷えて硬化する前に次のレイヤーが始まってしまい変形する現象です。変形するものだから常にノズルの先端と造形物が接触し、更に状況が悪化します。

Kisslicer


これはワタシが今使っているKissliserの設定画面ですが、造形物のプリント中の変形を防ぐにはレイヤーの最短時間を設定する方法(画像のMin layer〔S〕だと思います)もありますが、FAN/COOLの設定があるように造形物をファンで積極的に冷やすのが主流になっているのだと思います。

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本機のエクストルーダーファンは装備されているもののホットエンドバレルの冷却に常時作動していますので、今回はいささか乱暴ですが画像のようにYモーターの上に首に吊り下げる扇風機をくくりつけてテストしてみました。4個の球はいずれも冷却しながらプリントしたもので結果は上々と思います。ちなみに冷却はZの位置が5mm程度から始めました。

なお、風が当たって冷えないようにホットエンドの周りにカプトンテープを巻きつけてあります。これでもホットエンドの温度は多少下がるので、お試しになる場合は要注意です。

今回はタイトル通りに0.1mmレイヤーがうまくいきませんでしたが、本機は0.5mmノズルで3mmフィラメントとスペック上の最小レイヤーは0.3mmですから、0.125mmレイヤーの結果はまあまあの成功と思っています。


500cc Harley-Davidson

2013年09月05日 | オイルリーク

500_harley_davidsonttp://www.team-bhp.com/news/harley-davidson-coo-confirms-500cc-made-india-motorcycle

まあ、日本のユーザーがそそられる要素はないかもしれないが・・・

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500_harley_davidson2

スパイショットをよく見ると、フィンが付いたヘッドのVツインエンジンだが、ラジエターらしきものも見えるので水冷と推測されている。このモデルは2014年のインド・オートエキスポで正式発表されるようだが、以前から噂されているインド生産の新興国向けモデル。
画像転載元の記事では電動Harley-Davidsonの可能性についても言及している。

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