意外と大事なExtrusion Widthの設定。オブジェのサイズは定規を参考にしていただき、高さは5個の大きいオブジェが6mm。小さなものは85%と60%に縮小してあります。
PRUSA トラブルその2で紹介したピニオンギアの強度が低かったのも、小さいスペースに樹脂が入らず密度が低かったからです。
画像が暗く分かり辛く申し訳ありません。
まずは0.3mmレイヤーです。それほど悪くはないのですが、まあそれなりです。
以下全て、ループ速度は15mm/s、ホットエンドはモノが小さいので170℃にしてあります。
こちらはレイヤー0,2mm、Extrusion Widthは大きく0.5mmです。ラフトも粗くなっていますが、ループの間に隙間があります。
Kisslicerは画面を切り替えるとこのようにパスを分かりやすく見ることが出来ます。123Dの文字の中を濃い青が通常のループ。濃いピンクが隙間を埋めるパス。外側の明るい青が一番外側のゆっくり走るループになっています。Kisslicerの優れている点はLoops go from inside to perimeterを選択できることだと思います。
これもレイヤー0,2mmですが、Extrusion Widthをレイヤー数値の1.2倍にしてあります。私の経験ではこれくらいがちょうど良いと思います。
パスを見るとループが増えて、樹脂の造形にも隙間はほとんどありません。
本機のノズルは0,5mmとビッグサイズなので0.1mmレイヤーは得意ではありませんが、今のところMaterialの設定でFlow tweakを調整するとうまくいくことがあります。画像の右側はFlow tweakが1のままでプリントして荒れてしまいましたから途中で止めてしまいました。完成したほうは樹脂を20%増量したのでまあ綺麗にできたと思います。
コチラは85%のサイズを0.15mmレイヤーでプリント。
そしてコチラは60%のサイズを0.125mmレイヤーでプリントしました。