画像はttp://www.pivotalengine.com/index.htmlより転載
1996年の試作車だから、見覚えがあるかもしれない。
フレームは当時のTZ系に似ているが、エンジンの形に気をつければヤマハのではないことに思い当たる。
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最大の特徴はピストン丸くなく矩形であるし、右端の軸を中心に弧を描く往復運動することだ。
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通常の2ストエンジンでは、各部を潤滑するためにガソリンとオイルを混ぜたり、スズキのCCI(シリンダー・クランクシャフト・インジェクション)のように分離給油するが、燃料と一緒に燃焼してしまい排気ガスの成分に炭化水素が多く含まれ匂いと煙はすっかり嫌われたのか、現在の環境基準には合わなくなり日本国内では生産されなくなったのはご存知の通りだ。
通常の往復ピストンのエンジンでは、燃焼圧力とクランク運動の合成モーメントで、シリンダーとピストンの間のクリアランスは保つことができても、側圧は避けられない。ピボットがあれば水冷で熱膨張をコントロールしている限り、ピストンとシリンダーの接触を避けられるので、潤滑の必要は最小限で済むというから、オイルの燃焼は無視できる範囲なのだろう。
2003年には開発が進み、航空機用エンジンにも及ぶ。
乗用車用4チャンバーエンジンは、トヨタのV6と比べてパワーが同じで、大きさと重さは半分だという。そして更にはパラレルハイブリッドのパワーソースとして、燃料を水素と天然ガスのタイプを提唱している。気がかりなのはサイトの最新ニュースが2009年の2月ということだ。
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