パッカードという言葉を聞くと、小林旭の張りのある声で ♪ ~パッカ~ド♪ というフレーズを思い出してしまうのだが。曲は1964年のリリース、この動画は投稿者の作品みたいだ。
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画像はttp://oldcarandtruckpictures.com/OldClassicConvertibles/index-a.htmlより転載
パッカードはご覧のように威風堂々としたラジエターグリルで、1915年にはV12エンジンを搭載した乗用車を発売し、ストレートエイトのエンジンもその後採用したりと、アメリカの大排気量高級乗用車の象徴的存在だったが、”フラッシュサイド”(フェンダーが車体と一体化)になってからはスタイルが少々つまらない。
パッカードは第2次大戦中にロールスロイス・マリーンをライセンス生産していたと知られているが、その前から航空機エンジンとの関わりがある。
ロールスロイス・マリーンの設計自体が、墜落したメッサーシュミットのダイムラーエンジンを大いに参考にしたという話もあるが、それはさておいて。
パッカードが結局は成功しなかった空冷星型ディーゼルエンジンを開発、製造(100台といわれている)した理由は、それまで水冷”リバティ・エンジン”で成功していたパッカードがアメリカ海軍の方針で空冷エンジンの開発が急務であったことという説と、スピリット・オブ・セントルイス号の単独大西洋横断の成功で一躍ヒーローになったリンドバーグが使ったライト・ホワールウインド エンジンに対抗するためだったという説がある。
Type - 4-stroke cycle diesel
Cylinders - 9-static radial configuration
Cooling - Air
Fuel injection - Directly into cylinders at a pressure of 6000 psi
Valves - Poppet type, one per cylinder
Ignition - Compression-glow plugs for starting -air compression 500 psi at 1000 F.
Fuel - Distillate or "furnace oil"
上記はスペックの一部だが、Valves - Poppet type, one per cylinderに注目していただきたい。そう、1シリンダーあたりのバルブが1本なのだ。
前にも述べたように、船舶用2ストロークディーゼルは掃気をシリンダーに開いたポートから行うので、排気用のバルブが1本だけでも済むが、これは4ストロークエンジンなのだ。
気になる続きは後ほど。
ここでは人気のない?航空機エンジン。しかもディーゼルですが、続きが気になればご支援の応援クリックお願いします