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ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

パッカード

2010年01月30日 | エンジン

パッカードという言葉を聞くと、小林旭の張りのある声で ♪ ~パッカ~ド♪ というフレーズを思い出してしまうのだが。曲は1964年のリリース、この動画は投稿者の作品みたいだ。

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1933_packard_v12_convertible_coupe_ 画像はttp://oldcarandtruckpictures.com/OldClassicConvertibles/index-a.htmlより転載

パッカードはご覧のように威風堂々としたラジエターグリルで、1915年にはV12エンジンを搭載した乗用車を発売し、ストレートエイトのエンジンもその後採用したりと、アメリカの大排気量高級乗用車の象徴的存在だったが、”フラッシュサイド”(フェンダーが車体と一体化)になってからはスタイルが少々つまらない。

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パッカードは第2次大戦中にロールスロイス・マリーンをライセンス生産していたと知られているが、その前から航空機エンジンとの関わりがある。

ロールスロイス・マリーンの設計自体が、墜落したメッサーシュミットのダイムラーエンジンを大いに参考にしたという話もあるが、それはさておいて。

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パッカードが結局は成功しなかった空冷星型ディーゼルエンジンを開発、製造(100台といわれている)した理由は、それまで水冷”リバティ・エンジン”で成功していたパッカードがアメリカ海軍の方針で空冷エンジンの開発が急務であったことという説と、スピリット・オブ・セントルイス号の単独大西洋横断の成功で一躍ヒーローになったリンドバーグが使ったライト・ホワールウインド エンジンに対抗するためだったという説がある。

Type - 4-stroke cycle diesel
Cylinders - 9-static radial configuration
Cooling - Air
Fuel injection - Directly into cylinders at a pressure of 6000 psi
Valves - Poppet type, one per cylinder
Ignition - Compression-glow plugs for starting -air compression 500 psi at 1000 F.
Fuel - Distillate or "furnace oil"

上記はスペックの一部だが、Valves - Poppet type, one per cylinderに注目していただきたい。そう、1シリンダーあたりのバルブが1本なのだ。

前にも述べたように、船舶用2ストロークディーゼルは掃気をシリンダーに開いたポートから行うので、排気用のバルブが1本だけでも済むが、これは4ストロークエンジンなのだ。

気になる続きは後ほど。

人気ブログランキングへここでは人気のない?航空機エンジン。しかもディーゼルですが、続きが気になればご支援の応援クリックお願いします


ライディング・ポジション

2010年01月30日 | その他情報

15849_169768327635_539457635_298371 画像はttp://www.oliepeil.nl/より転載

どういう訳か、一番ベイシックな、今で言う”ネイキッドモデル”のポジションの記載がない。

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画像は”WilkinsonはLuxury?”で紹介したWilkinson TMC。もちろん、バイクはモーターバイスクルだから、ライディングポジションも自転車に準じたスタイルが基本だけれど、繰り返すようだが1910年代にこのような”安楽椅子”ポジションがあったことは驚きだ。

クリップオン・ハンドル(死語かな?)は舗装道路でレースが行われるようになってから、空気抵抗を減ずるために使われ始めたと思うが、今では前輪への荷重を掛けるためにも欠かせない。

今では信じられないことだが、日本では1980年代初めには公道では低いハンドルが禁じられていて、KATANA750は”耕運機ハンドル”と揶揄されるほどの手前に長いハンドルが付いていて、ほとんどのオーナーは輸出用のハンドルに交換したのだが、狙い撃ちのような取締りは”刀狩り”とも言われたことがあった。

考えてみれば”レーサーレプリカ”が商品化できたのは、ハンドル・ヒップ・ステップのポイントをつなぐ3角形が緩和されたから商品化できたのだ。

この中で一番安楽そうにみえる”e”は体重が分散されずにヒップと腰に負担が掛かり、しかも高速道路上では風圧から体を支えるために腕と肩に力が入りやすいから、意外と疲れる。

100年以上の長い歴史の中で用途や趣味が多様化し、バイクのスタイルも様々であるがそれに対応したライディングポジションだ。その中で各状況に対処できるの前後左右に体重移動をしやすい基本のスタイルに戻るのかもしれない。

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