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ナローハブ

2008年02月01日 | タイヤ、ホイール、ハブ

人気blogランキングへ  今日はまた寒い1日。

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”19インチリム組み立て”の記事ではスポークの張りを調整するときにはベアリング ディスタンスカラーは抜いておくと書いておきました。

画像の状態は既にスポークの張り調整は完了しています。 (関連記事)

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ディスタンスカラーの役割はコチラで説明しています。

今回はエンドプレーを小さめの0.2mmに設定してありますが、画像のようにタイヤのところで測ると0.45mmも出てしまいます。

最近のサービスマニュアルでのホイールの振れの許容限度は横方向約1mm、縦方向約0.7mmですから、その中での0.45mmはとても大きい数字になります。

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テーパーローラーハブベアリングでは外側に画像のようなシールを用いて、ハブ内のグリスの流出とゴミや水の流入を防いでいます。

右が後期型で左が初期型です。

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後期型は青矢印のようにリップが外側と内側に付いていますが、初期型はシングルリップで性能は心もとありません。

ところがダブルリップが災いして、旧型のワイドハブではシールのセット位置を考えないと、ホイールカラーとリップがうまく接触してくれません。 (関連記事)

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リップの形状の他に違いがあるのは、シールの厚さです。

初期型は約8mmに対して、後期型は約10mm。

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ハブにシールが入るスペースの奥行きは約10mmと、行けそうですね。

古い年式のアッセンブリーパーツなどに新らしい年式のパーツを組み込むことを、レトロフィットなどと言いますが”エンドプレー、ベアリングシール”の記事で、古いワイドハブに後期型のシールを組み込む紹介をしたところ、「ではナローハブではどうなの?」というご質問をいただきましたので、今回は検証してみることにいたしましょう。

まあ、ワタシは今までに何回となく行っていますが、記憶より記録ということですね。

続きます。

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