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バイクは威張って乗るべし!?

2008年02月24日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ  朝起きてみると雪景色の今日も大荒れの天候。

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1トンもある車に人間が一人乗って動かすのは旧石器時代。これからはもっと簡便な乗り物が必要になるのではないか

こんな見出しのニュースが流れました。これは「ロボットビジネス推進協議会」が設立一周年を迎え、港区の機械振興会館で行なわれた総会終了後にトヨタ自動車株式会社 技監の渡邉浩之氏が特別講演を行ない、「持続可能なモビリティ社会の実現に向けて」という演題の締めくくりの言葉だといいます。

詳しくはコチラ

トヨタの躍進が始まったのは、思い起こすこと40年前のカローラの発売と思います。

「隣の車が小さく見えます」というフレーズを使い、先行のサニーより100cc大きい優位性で、日本の高度成長とともに成長し今の地位を築いた元と考えられます。

快適性と高品質(故障の少ない)という武器で世界一の生産台数のメーカーになるというまでは、当時では考えられませんでしたが、付加価値を絞り込んでの結果は見事だと思います。

ところがココのところの原油や鉄などの資源の高騰を鑑み、また”タタ ナノ”の出現は従来の付加価値の意味する社会の変革は無視できないわけで、日本の工業が大量生産を主に発展の基盤とすることは多方面で危惧されています。

トヨタはモーターショーでも小さいサイズのコンセプトカーを矢継ぎ早に発表しているし、パートナーロボットとしてモビリティロボットとバイオリン演奏ロボット(気の利いた命名はなかったのか?)も昨年の暮れに発表しているので、渡邊氏の講演内容には驚く必要はないのかもしれません。

つまり、人工知能まで見据えた高機能を付加価値として、ダウンサイジングを補填する戦略とも言えます。

何しろ電子技術の近年の発展度合いは、100年掛けて発展した内燃機関のそれを遥かに凌駕しています。

携帯電話とパソコンの例をみても、性能向上と価格の下落が同時に凄まじい速度で行われました。その結果はあっという間の飽和状態。

大型バイクをそれと比較して動力性能を考えてみると、ピークアウトしたのは随分前の話。

本当にトランスフォームするデュアリスが、今の価格で売っているのであればワタシも欲しいところですけれど、乗り物が人工知能化するのが総てに於いて素晴らしいことでしょうか?

バイクは変わらないところがイイところ?

バイクはヒトが乗らないと自立さえできない乗り物です。世の中の多くの方はそれを危険だと言うかもしれませんが、脳科学者の茂木さんは、脳に刺激を与えて老化を防ぐとも仰っていました。何しろ脳の老化は20~25歳から始まると聞きますから、人事ではありませんゾ。(あ、これのソースでは茂木さんではありません)

バイク乗りはそんなことまで考えていない!?

当たり前ですが、乗ることを楽しんでいるライダーはワタシの下手な説明をするまでもなく、もっと直感的に感じているはずです。

日本では法の下の平等は保証されていますから、違法行為が伴わない限り10トンのクルマに1人で乗っていようと、200kgのバイクに2人で乗っていようと問題はないはずです。

そもそも公道を使うのはどんな事情であれ、(何回も言うようですが違法行為がない限り)発生する経済性は本人に帰する問題で、他人はとやかく言えません。

ところが反面、高価な大きいクルマに乗っているほうが偉くて、逆はそうでもない風潮があることは否定できない場面に遭遇することもあるわけで、今後に”1トンのクルマに1人で・・・・”という考え方が広まれば、評価は逆転します。

1トンのクルマが旧石器時代とすれば、ガソリンを燃やしていても200kgのバイクは縄文土器時代と言っても良いかもしれませんね。

さあ、バイク乗りの皆さん。明日からはもっと威張って乗りましょう!(笑。

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