ピストンエンジンは永遠か!な?

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グース腰上オーバーホール②

2008年02月10日 | エンジン

人気blogランキングへ  今回の雪も積もらないで良かった。

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カムシャフトが外れたので、ヘッドボルトを緩めます。

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ココにも前後にありました。グースは隅から隅まで分かっているつもりでしたが、長い年月は勘を鈍らせますね。

仕上げはあまり良くありませんが、ポートも拡大して磨いてありました。たぶんワタシがやった仕事のはずですが・・・。

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抜いたヘッドボルトですけれど、矢印の間が細くなっています。これはどういう理由かというと、締めすぎてシリンダーを変形させないための予防と言ってよいでしょうか。

オーバートルクで締めようとすると、細い部分が捩れて締められません。日本製のエンジンは4気筒も同じようになっていることが多いです。

”シリンダーボア測定②”ではハーレーのエボリューションエンジンのシリンダーにトルクプレートを取り付けている例を紹介していますが、言わば同じ目的と・・・・。

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カムシャフトと同じホワイトブロスのピストンキットは銅のヘッドガスケットです。

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シリンダーは貫通ヘッドボルトだけでなく、矢印のM5スタッドでも固定してあります。

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このシリンダーの弱点は、ここまでボアを広げると矢印の部分が狭くなってしまい、ヘッドを潤滑したオイルが下に戻る途中で、燃焼室に吸い込まれてしまうことです。

画像では分かりませんが、この部分にオイルが付着しています。

対策は・・・・・・、

現在井上ボーリングさんに加工に出していますので、出来上がったら紹介いたしましょう。

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