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タペットガイド

2006年07月22日 | バルブトレイン

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北海道在住のしょべろーさんからご質問いただきました。関東は梅雨が明ける気配が全く感じられませんけど、梅雨がなく秋が早い北海道では今を逃すと悔いが残るでしょうね。オーバーホールなどさっさと済ませて乗りたい気持ちが伝わってきます。

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タペットガイドはリフターブロックとも呼ばれますが、これは末尾が73の純正品です。

オイルのリターンホースが付いているのは、資料を見ると81年初期から82年後期までとなっていますが、手元に現物がないので較べる事ができません。しゅべろーさんの悩みは「リターンホースの付いているタペットガイドのオイル戻り穴はそれ以外のものに較べて小さいのではないか」という事ではないかと思います。

写真の矢印は上側の戻り穴の開口部です。

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そして下側の開口部です。2つの穴が1つに繋がっていますので、その割りに小さいですね。

ワタシもエンジンを止めてからスグにプッシュロッドカバーを外したことは何回もありますが、確かにオイルは意外と多く出てきますけれど、余り気に留めたことはありません。

シングル#50のオイルなどは暖機運転を充分行い適温になるまでは外気温では粘度が高く、この小さい穴ではオイルが戻りきらず残るのは、ある意味当然であるとも考えられます。

リターンホースがついているタイプは、前述のように現物が手元にありませんからココで検証することはできませんが、カム室側に穴が小さくとも開口していれば問題はないのではないでしょうか。

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