ピストンエンジンは永遠か!な?

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2インチオープンプライマリーベルトドライブ

2006年07月20日 | プライマリードライブ

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S2_67

まだ仕上がりには程遠い状態ですが、以前に紹介したナンチャッテローライダーを普通のFXにリメイクしている途中です。

S4_49

2インチベルトでのセルフスターター仕様は、皆様も余りご覧になった事はないのではないでしょうか。このキットは随分前に揃えておいたのですが、この状態にするまで時間が掛かってしまいましたね。

通常のセルモーター付きキットでは3インチベルトからで、ショベルエンジンでは仰々しいと感じます。

ハーレービッグツインでは、当初においてエンジンとトランスミッションが別々のケースに収められ、それが現在まで踏襲されています。恐らく現代の設計では唯一とも言えるチェーンによるプライマリードライブは、外観の特徴にもなり、いまでは掛かるコストも無視できないほどだと思いますが、昔ながらのメカニズムは現在は特徴的になり、他メーカーの商品との差別化にもなっているに違いありません。空冷エンジンと共に何時までも残って欲しいと思います。

スポーツスターはチェーンによるプライマリードライブを使い、エンジンとミッションが同じケースに収められているユニットエンジンです。このユニットエンジンと言うフレーズは今でこそ死語になっていますが、1960年代に日本製バイクが台頭するまで隆盛を誇っていたイギリス製のトライアンフでは、1963年モデルにおいて別体ミッション方式からユニットエンジンに変更されています。

日本では1974年まで残ったカワサキW1系は、メグロを経由してイギリスの血統を引き継いだので、最後まで別体ミッションでした。トライアンフでもマニアの間ではこの別体ミッションモデルが珍重されていました(今でも?)。

ベルトドライブが登場した背景は、ドラッグレースやヒストリックバイクレースで、車両重量や伝達系を軽くしたい目的だと思いますけれど、今では旧車のりぺアやカスタマイズ、「社外エンジンを使った組み立てバイク」のお手軽パーツとしても広く使われています。

S1_72

一番上の写真で仮り組みした状態では、3つのキットを組み合わせます。

  • プリモ2インチキックスタート&オープン キット   $360
  • リベラプロクラッチ                   $520
  • テックサイクル キット                 $1000~ 

テックサイクルのキットの内容はスターターモーター、リングギア、ミッションプレートです。

S3_55

左のプリモ製クラッチシェルに矢印の部分の溝を後加工して、左のリングギアを取り付けます。

ショベル以前のエンジンはノーマルに近い状態で、コンディションは最良に保つというのがワタシの好みです。これは必ずしもフルノーマルと言うわけではありません。例えばこのキットのスターターモーターはエボ以降のものと同等で、トラブルの少なさは立証され、スタート性能も比ではありません。他にも前述した車両重量と慣性質量の軽減もできます。と、見た目を自然に保ち、形のためのカスタマイズではなく、脆弱な部分を補填するやり方になります。

キットに提示した価格は現地価格ですから、日本に居てはこの価格で入手できないことをお断りさせていだきます。

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