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カムシャフトベアリング

2006年01月14日 | クランクケース
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この$10のベアリングが壊れてクランクケース交換に至った例もありますので、機会があるときには交換しておくことをお勧めします。

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クランクケースが分解してある状態でしたら、裏側から当て棒を使って叩けば抜けます。
カムシャフト側から引き抜くSSTもありますので、それがあればクランクケースを分解しなくてもベアリングを交換することができます。


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ベアリングにはメーカーの刻印がありますので、こちらを外側にします。
オイルシールなどにも必ず品番などの文字がありますが、こういった「文字」を外側にセットするのが「お約束」です。

この小さなベアリングが「カムシャフトの荷重=バルブスプリングの荷重+バルブ駆動部品の完成重量)を全部受け持っているので、強化スプリングなどの場合には特に気をつけてください。

エボまでずっと基本的に変わらないビッグツインの構造では、このベアリングを大きくするスペースがないので、高速巡航でのリスクを減らすためにTC(ツインカム)になった理由もこの辺りにあるのでしょう。