ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ブレーキダスト

2007年11月30日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  今日も雨は降らないが、日差しもなく寒い。

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ブレーキを使うたびにパッドとローターは磨耗して、このようにダストが発生し、ホトンドは飛び散るのでしょうけれど周りに付着もしています。

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スプレー式のパーツ/ブレーキクリーナーで掃除をすると、結構多くのダストが・・・・

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幸いにキャリパーもホイールも腐食までには至っていませんでした。

ダスト自体には金属に対する攻撃性はないと思われますが、あまり長い年月の間、ダストが付着したままにしておくと、湿気がアルミニウムを腐食させてしまうのだと思います。

まあ、それほど神経質になることもありませんが、たまには掃除することに越したことはありません。

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メンテナンスに気をつけろ!(3)

2007年11月16日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  いよいよ本格的な冬の到来でしょうか。

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今日は2008年HAYABUSAの新車を引き取りに行ってきたので、このブログの更新が遅くなりました。

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タブン、パッドを交換するために錆びたピストンを強引に押し込んで、正常に作動しなくなったのでしょう。

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左側がピストンを抜いたときの状況。右がクリーニングして新しいシールを組み込んだ後です。この後に新しいピストンを押し込みますが、シールはドライのままではなくフルードを塗布しておきます。

奥側がピストンシールで、手前が簡便型ダストシールです。以前はピストンがダストブーツを被っていたので、破れないかぎりピストンが錆びることはなかったのですが。

まあ、イニシャルコストの削減をランニングコストでカバーするようなことですから、たまにはピストンのパッドダストを掃除すれば錆びを防ぐことができるのではないでしょうか。

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ピストンの錆びを除去してみました。

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ステンレスと言えども、この通り侵食されています。

侵食されている部分がピストンシールまで押し込まれなければ良いのですが、こうした状況では新しい部品を用意してオーバーホールに臨むのが好ましいと思います。

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新品と見間違うばかり?でもないか。まあ、キレイに仕上がりました。

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メンテナンスに気をつけろ!(2)

2007年11月14日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  今日は風も冷たくなく気持ちよい晴れ。

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車両はホンダNS50。何回か申しましたが、現在はワンマンメカニックでありますので、原付などの整備は受け付けることができない場合が多いのですが、10年前と言えども弊社で買っていただいた車両は責任をもって整備させていただいています。

と言う訳で、キャリパーピストンが錆びてしまい、動きが悪くなったキャリパーをオーバーホールすることになりました。

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ブレーキフルードを抜くためにシートカウルを外すと、10年分の埃やら泥はねが溜まっています。

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フルードタンクの中にゴミが入らないように周辺を掃除しておきます。ブレーキフルードも10年前のものか、黒くなってますね。

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手順の紹介は省きますが、結局ホイールを外さないとキャリパーは外れず・・・・

通常のワタシのこれからの手順は、フルードをラインから抜いてからキャリパーを外し、エアの圧力でキャリパーピストンを抜くのですが、抜けませんわ。

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キャリパーをバイスに固定して、何とかピストンを抜こうとしてもビクともせず・・・・。

仕方ないので再度ホースをキャリパーに取り付けエア抜きをして、ブレーキペダルを何回か踏むと・・・・。

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結構力を掛けて踏まないとピストンは動きませんでしたが、この通り成功です。

DOT5以外のブレーキフルードは塗料を侵しますので、飛び散らないように気をつけます。

続きます。

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ガタガタ音!?

2007年08月10日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ やはり暑い。

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FLのように巨大な”バナナキャリパー”がフォークにフローティングマウントされていると、アイドリング時にはガタガタ結構おおきな音が出ることがあります。

画像の車両も例にもれず、キャリパーを外してみれば赤矢印のブッシュは磨耗しているし、ピンは赤両矢印のようにグラグラ。前オーナーも気にしていたようで、黄矢印のようにゴム板が貼ってありますが効果なしです。

ピンのガタツキは”バナナキャリパー⑧”で解説してあります。

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オーバーサイズのピンを作って交換すれば解消するはずですが、矢印で示す部分は肉厚が薄く注意しなければなりません。

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ところで矢印のイタバネはご覧になったことはありますか?

これは画像の車両に付いていたわけではなく、ジャンク品から見つけ出したものです。これ自体が純正品か不明ですが、同形状のものは41768-73という品番の純正部品(73~78)で、バイブレーションダンパークリップという名前があります。当時からキャリパーのガタツキが問題になっていたのでしょう。

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実際に付けてみると?

ダンパークリップは黄矢印のようなモーメントを発生させて、キャリパーを赤矢印の方向に押し付けます。

この車両のようにブッシュの磨耗が大きいと、ブレーキレバーを握れば緑矢印の方向にキャリパーの先端では5mmも動きます。

特に今回のように新しいパッドを取り付けた場合では、キャリパーがブレーキローターに対して斜めになるために、パッドの角が常にローターに接触してしまうので”引きずり”状態になり具合がよろしくありません。

この部品がジャンクになっていたのは当然で、ブッシュを新しいものにするのが先のようです。

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ブレーキが鳴く?

2007年07月22日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ 久し振りの晴れ間です。   

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650ccという排気量も今ではそう大きい方ではなくなり、乗ってみても軽快な印象が強いほど。デビューした当時は祖先であるW1との比較に苛まれたのか、期待されたほどの販売成績ではなかったように思われます。

画像はUSEDとして販売した車両ですが、ワタシが枯れた?せいもあってか試運転してみると丁度良いパワー感でした。

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手頃なパワー感にはシングルディスクブレーキもさほど不足は感じませんが、フロントフェンダーの剛性が足りないのか、惰性で交差点を曲がってもブレーキが”クゥー”と異音を発生します。

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ブレーキパッドの残りも充分ありましたので、パッドの前後の角を面取りして画像のブレーキプロテクターを裏側に塗布。

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キャリパーピストンはご覧の通りです。放っておくと如何にステンレスのピストンとはいえ錆びてしまいます。

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このようにキレイにしておけば暫くは安心です。

ブレーキの鳴きは解消いたしました。

バイク盗難情報

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ピストンが錆びている!?

2007年06月04日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  雲ひとつない晴れですが、予報される空梅雨もコマリモノ。

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ピストンといってもキャリパーピストンの話です。

2000年モデルから4ポッドキャリパーに変更されますから、このシンプルな片押しキャリパーは1999年モデルが最後になります。

この車両は1999年ダイナモデルですが、TCエンジンがリリースされて丸8年!とは時が経つのは早いものです。

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ブレーキパッドの磨耗具合は乗り方によっても異なりますが、これはすでに限度を超えています。

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パッドを交換するにはキャリパー本体をブラケットから外す必要がありますし、今年の4月から12ヶ月点検の項目にキャリパーとマスターシリンダーのフルード洩れの点検が追加されています。

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キャリパーピストンは高圧エアーで押し出しますが、勢いよく飛び出しますので指を挟むとかなり痛そうですから気を付けます。

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ブーツは小さい破れと変形がありました。

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そしてピストンには腐食によってできたと思われる穴が・・・・。

シールと接する面の傷や錆は見逃してはいけません。

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キャリパーもよく掃除をしておきます。

ちなみに小さな切り子が一つ・・・・。

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キャリパーにシールをセットしてから、ピストンにブーツを取り付けて押し込みます。

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更にピストンを押し込んでから、ブーツの裾を破らないように気をつけながら押し込みます。

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ブーツの固定用リングを装着して完了です。

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新しいパッドをブラケットに組み付けます。

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バンジョーボルトのシールも新しいものを使います。シール面はドライで使うとトラブルの元ですから、シリコングリースやフルードを少量塗布すると良いでしょう。

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ブレーキを握ると・・・・

2007年04月28日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  先ほどの激しい風と雷雨は、もうどこかへ行ってしまいました。

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ハーレーネタではありませんが、ブレーキレバーを握ってゴリゴリとかの感触を憶えた事はありませんか?

この車両はオロシテから約1年、走行は4000kmちょっとです。

レバーのゴリゴリ感はマスターシリンダーそのものに原因があることもありますが、これはまだ新車ともいえるほど。

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このところ出番が多いBPR。これをレバーとマスターのピストンの接点に僅かの量をスプレーしたら、見事なほどにゴリゴリ感が消えました。

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コレは基本的な構造に原因があり、黄色枠がマスターシリンダーと見てピストンの動きは直線ですが、ブレーキレバーは+印を中心とし赤矢印を半径とした円運動になります。

従ってブレーキレバーの握り始めは緑矢印の方向に力が加わりますから、接点は滑る必要があります。

つまり何らかの潤滑剤が存在しないと滑りが悪くなり、ゴリゴリ感が出てしまう事があるわけです。

これに気づかなかったり無視していると、ピストン側の接点が磨耗することにより、より症状は悪くなり、更に発展するとシリンダー/ピストンに側圧が加わって、これらの磨耗も促進される恐れがあります。

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上記のブレーキレバーの件も、上の2点の画像もメンテナンスの問題というべきかもしれませんが、1年/4000kmくらいでマフラーの集合部やウオーターパイプに錆が出るというのもドウかと思いますね。

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DOT4ブレーキフルード交換

2007年04月22日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  今日はまあまあの天気でしたが、予報通り、夕方になるとパラついてきました。

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例え3000kmしか走っていなくても、新車から初めての車検でも、ブレーキフルードは交換したほうが良いと思います。

フタを外すと、パッキンの役目をしているゴムのダイアフラムの外側にフルードが付着しています。この画像では分かりにくいですね。

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コレはフロントマスターシリンダーですが、矢印の水滴に見えるのはブレーキフルードです。

グリコール系のフルードは分子が小さいのか、それによって浸透力が強いのか、それとも隙間から滲みてくるのか、このように大抵の場合、本来は密閉されているはずなのに、外に出てきます。

これはフルードタンクがシリンダーと一体ですが、別体式の場合に繋ぐホースをビニールチューブなどを使うと、特に湿度が高いときなどではホースが汗をかくようにフルードが滲みて出て来ます。それを考えると薄いダイアフラムのゴムでは通り抜けてくるのかとも考えられます。

マスターシリンダーの向こう側に見える白いエアキャップは、マスターシリンダーを水平の調整すると、ハンドルの向きが右一杯の状態になり、マスターシリンダーの下にはガソリンタンクがあります。皆様ご存知のようにグリコール系のブレーキフルードは塗装を侵してしまいますから、転ばぬ先の杖です。

もしタンクの上などにフルードをこぼしてしまったら、すぐに水で流すか濡れ雑巾で繰り返しふき取るかの処置を講じないと、塗装が溶けてしまいます。

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新しいフルードは黄味がかった透明ですが、経年変化で段々と色が濃くなってきます。

タンクの中に浮かんでいる白い物体は。ワタシも見るのが初めてですが、エア抜きなどの際にペダルを勢いよく操作したときの”噴水”を防止するためのものでしょうか。

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今回のような作業には、エア圧力のベンチュリー効果を利用した真空引きのできる道具を使い、まずタンク内の古いフルードを抜きます。

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次にはタンクに新しいフルードを入れて、空にならないように気をつけながら矢印のブリーダーから抜き取ります。

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フルードの付着したフタやダイアフラムは水で洗ってしまいます。

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エアブローして乾燥させます。

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タンクのダイアフラムと接する淵もきれいにして、ふたをして完了・・・。

ココまで手を掛けても”真空引き”のお陰で10分も掛からず完了ですが、ダイアフラムの外側に付着したフルードをそのままにしておくと、塗装仕上げのフタは(塗装はそれなりに抵抗力があるにしても)剥げて汚らしくなってしまうからです。

250のバイクなどは車検がないため、フルード交換をめったにしたことがない車両があり、それらのフルードタンクは大抵汚らしくなっています。

オイルなのか?フルードなのか?

ブレーキフルードはブレーキオイルと呼んでも通用します。一説には親水性のある液体はフルードで、水と混ざらないオイルはオイルだと。

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しかし、ハーレーダビッドソン純正スポーツトランスフルードは、明らかにオイルなのにフルードと表記してあります。まあドウでもいいことですが。

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おまけに・・・・。

吸湿性の強いグリコール系のブレーキフルードをブリーダーに残しておくと、錆を誘発させます。特に画像のような上向きであると、”真空引き”を使わない場合では僅かの量ですが残ってしまいます。

ティッシュペーパーなどでコヨリを作って吸い込ませてから、中をスプレーのパーツクリーナーで除去しておくと、そのような心配もありません。

湿度の少ない気候のときに作業したほうが良いのは言うまでもありません。

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バナナキャリパー⑧

2007年04月11日 | ブレーキ系

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ガタツキの対策は?

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ジャンク品を探し出し見てみると、矢印のようにカシメてありますが、このものはグラツキはないにしてもクルクル回ってしまいます。既にカシメが緩んでいますから、このまま使っているとグラグラしてしまうのでしょう。

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プレスで押してみると、しっかりしたようです。しかし前回の記事のもののように、グラグラしているのは穴も広がってしまっていますから、これと同じ処置ではダメでしょうね。

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上の2枚の画像は同じもののように見えますが、違う個体のジャンク品です。

しかし同じ対策をしてあるようです。

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CCIのカタログを探してみたら有りました。

こうした事を考えると、昔から多発していたのですね。コレがベストの方法かは分かりませんが。

人気blogランキングへ お陰さまで首位は安泰でございますが、ランキング順位は日替わり?


バナナキャリパー⑦

2007年04月10日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ 今日は雨も降らず良い天気で。と思っていたら降りだしました。

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キャリパーのガタツキ

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このキャリパーは特にガタツキが大きいです。

両矢印のようにスライドピンの反対側では10mmも動いてしまいますが、よく観察すると矢印で示す上側のピン付近を中心に動いています。

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コレだけガタツキが大きいとディスクに触れそうです。

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4本のボルトを外せば、キャリパーを分割できます。

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長年に渡りメンテナンスが行われなかった様子です。

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スライドピンは黄矢印のキャリパーアウターに固定してあるものと、赤矢印のインナーとアウターの間に挟んであるものと2本あります。

黄矢印のピンは磨耗がさほど見られませんね。

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赤矢印のピンはこの画像では黄矢印の穴に挿入しますが・・・・

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穴が広がっているようで、少々動いてしまいます。

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ところが、本当の犯人は固定側のピンのようです。カシメて固定してあるはずなのに、2mmくらいは動くでしょうか?

バナナキャリパー⑥の記事で、コメントによるご質問をいただきまして、つい気軽にピンとブッシュの磨耗とお答えしてしまいましたが、違いましたね~。

続きます。

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