ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




2024年05月28日 15時42分 リニア中央新幹線 工事差し止め訴訟 訴え退ける 甲府地裁(NHK山梨)
 リニア中央新幹線のルートに予定されている南アルプス市の住民がJR東海に対し、一部区間の工事の差し止めなどを求めた裁判で、甲府地方裁判所は「請求には、いずれも理由がない」と判断し訴えを退ける判決を言い渡しました。

 訴状などによりますと、JR東海が開業を目指すリニア中央新幹線のルートに予定されている南アルプス市の住民は、開業すれば生活環境が悪化するとして5年前、JR東海に対して市内のおよそ5キロの区間の工事の差し止めと損害賠償を求める訴えを甲府地方裁判所に起こしました。
 この裁判では、去年9月に試験走行のための実験線の沿線で裁判官など関係者による現地視察が2度にわたって行われました。
 28日の判決で甲府地方裁判所の新田和憲裁判長は、「リニア中央新幹線の事業や工事には高度な公共性、公益性が存在すると認められる」と判断しました。 その上で新田裁判長は、「原告らが受けると主張する騒音や振動などの被害はいずれも工事自体を差し止めるほどの違法性は認められず、用地の取得などでも違法な権利侵害があったとは認められない。原告らの請求には、いずれも理由がない」として原告側の訴えを退けました。

 原告団の志村一郎代表は、「沿線住民が心配していることに対してまったくはっきりした答えが出ていない中で、沿線住民を無視したこの判決は誠に残念です。弁護士と原告団で相談をしてしかるべき対応をしたいと思います」と話していました。

 JR東海は今回の判決を受けて、「裁判所において適切にご判断いただいたものと理解している。引き続き、工事の安全、環境の保全、地域との連携を重視し、早期の開業を目指して、全力で取り組んでいく」とコメントしています。

 リニア中央新幹線をめぐっては、沿線の住民などが原告の裁判が各地で起きています。
 8年前には山梨や東京など1都6県の沿線の住民など700人余りが「安全性などの問題や環境に悪影響を与えるおそれがある」などと主張して国が行った計画の認可を取り消すよう東京地方裁判所に提訴しました。 4年前に原告のうち249人のみが裁判を争う資格があるとする判断を示され、おととしにはこの裁判でも裁判官による山梨県の実験線の沿線での現地視察が行われるなど審理が進められました。
 去年7月の判決で、東京地裁は「国の判断が社会一般の常識に照らして著しく妥当性を欠くとまでは言えず、違法ではない」と指摘して訴えを退けました。 原告側はこの判決を不服として控訴していて、2審での審理が続いています。 また、4年前には川の水量が減り生活や仕事を奪われるおそれがあるとして静岡県内の農家や住民がJR東海に工事の差し止めを求める訴えを静岡地方裁判所に起こしました。
 JR東海は、トンネル工事で湧き出た水は水路を作って川に戻すなどの対策を講じるため、川の水量は減らないなどと主張していていまも審理が続けられています。
 
2024年5月28日(火) 20:34リニア中央新幹線 工事中止などを求めた住民の訴え棄却 甲府地裁(UTY)
 リニア中央新幹線のルート予定地に住む南アルプス市の住民が、JR東海に工事の中止などを求めた裁判で甲府地裁は原告側の訴えを棄却する判決を言い渡しました。

 この裁判はリニアのルート予定地に住む南アルプス市の住民らが騒音などで健康や生活に悪影響が生じるなどとしてJR東海を相手取り、工事の中止や慰謝料の支払いなどを求めたものです。

 28日の裁判で甲府地裁の新田和憲裁判長は、リニア走行時の騒音について会社による相応の対策が予定されていることから工事を差し止める必要があると判断される程度の違法性は認められないなどとして、原告側の請求をいずれも棄却しました。

 原告側は、控訴する方針です。
 
2024年5月28日 18:07リニア工事差し止め訴訟 「違法性なし」沿線住民の請求棄却 甲府地裁(YBS)
 リニア中央新幹線のルート沿線に住む住民がJR東海を相手取り工事の差し止めを求めた裁判で甲府地裁は28日、「工事に違法性はない」として請求を棄却しました。

 この裁判は南アルプス市のリニア建設予定地の沿線住民がJR東海に対し、騒音や振動による被害や日当たりが悪くなるなど生活環境が悪化するとしてJR東海に対して工事の差し止めを求めたものです。

 28日の判決で甲府地裁は、住民側が訴えた騒音や振動よる被害などついていずれも「工事を差し止める必要があるほどの違法性はない」と指摘。

 また、着工によって地価が下落したとする住民側の主張については「別に補償される可能性があり、工事の公共性や公益性から考えると住民が我慢すべき範囲内」とし、原告側の訴えを退けました。

 原告側は判決を不服として、近く控訴する方針です。
 
2024年5月28日 18時51分更新 リニア中央新幹線、工事の差し止め請求を棄却 甲府地裁判決(朝日新聞)
 東京・品川―名古屋間で工事が進むリニア中央新幹線をめぐり、山梨県南アルプス市の地権者ら6人がJR東海に工事の差し止めなどを求めた訴訟の判決が28日、甲府地裁であった。新田和憲裁判長は「工事自体を差し止めるほどの違法性があるとは認められない」として、請求を棄却した。

 判決は、走行時に何らかの騒音被害は予想されるが、防音壁設置など相応の対策が予定されていると指摘。リニア車両は在来型新幹線より地盤振動が小さい特徴があり、振動被害の程度は大きくないとした。また、工事には高度な公共性、公益性が認められ、財産上の価値下落という原告らの不利益は「受忍限度の範囲にとどまる」とした。

 原告側は、地価が下落し、開業後には農地が分断されたり、騒音や振動で健康被害を受けたりすると主張。所有する宅地や農地などに関わる市内約5キロの工事差し止めや、慰謝料などとして原告1人あたり100万円の支払いを求めていた。

 原告側は判決後、控訴する方針を示した。(棟形祐水、池田拓哉)
 
 樫田 秀樹さんのフェイスブック
 リニア工事差し止めを求めていた、山梨県南アルプス市の住民6人が2019年に提訴した裁判。昨日、5月28日に判決が出た。住民側の敗訴だ。新田裁判長は原告の求めに応じて、昨年、山梨リニア実験線と原告の居住地域の2カ所を視察して、実験線で現実に生じている騒音と日照障害の現実を把握していた。

 判決文はこれからじっくり読むので、詳細は後日の報告となるが、ざっと読んだところ、騒音も振動も日照障害も「起こり得る」とは認めているが、だが、JR東海がちゃんとたいしょするから、補償するから…との理由で、工事差し止めをするだけの違法性はないと結んでいる。

 新田裁判長は何のために現地検証をしたのか、何のために何人もの原告側の証人尋問をしたのか。その作業が不要と思えた判決だった。
 
2024年5月28日 14時42分 (共同通信)リニア工事の差し止め請求棄却 山梨の住民訴訟、甲府地裁(東京新聞)
 リニア中央新幹線が通過する山梨県南アルプス市の沿線住民らが、騒音や日照の問題を巡る説明や補償が不十分だとして、JR東海に一部区間の工事差し止めや慰謝料などを求めた訴訟の判決で、甲府地裁(新田和憲裁判長)は28日、請求を棄却した。
 原告は高架橋の建設予定地に家や農地が近いとする住民ら6人。訴状によると、計画が具体化した段階で資産価値が低下し、高架橋の工事中や終了後にリニアの営業が始まれば生活環境が悪化して精神的苦痛も生じるとして、工事差し止めや1人当たり慰謝料100万円などを求めた。
 訴訟では、JR東海は争う姿勢を示し、請求棄却を求めた。

2024年05月28日 14時42分 共同通信 リニア工事の差し止め請求棄却 山梨の住民訴訟、甲府地裁

共同通信には前記事がありました・・・
2024年05月28日 13時18分 【速報】リニア工事差し止め訴訟、地裁が請求棄却
 リニア中央新幹線が通過する山梨県の沿線住民らが騒音や日照問題を巡る補償が不十分だとして、JR東海に一部区間の工事差し止めなどを求めた訴訟の判決で、甲府地裁は28日、請求を棄却した。

【この一行速報で全国の企業者は東京新聞さん同様に二度目の記事を確認したでしょう。】
2024/5/28 16:35 リニア工事差し止めなど求めた住民の訴え棄却「違法性認められない」 甲府地裁(産経新聞)
 リニア中央新幹線が通過する山梨県南アルプス市の沿線住民ら6人がJR東海に一部区間の工事差し止めや1人当たり慰謝料100万円などを求めた訴訟の判決で、甲府地裁は28日、「違法性が存在するとは認められない」として請求を棄却した。

 原告は、リニアが通過する高架橋の建設予定地の近くに住宅や農地などを所有し、騒音や日照の問題を巡る補償が不十分だと主張していた。

 新田和憲裁判長は判決理由で、JR東海が防音壁を設置して家屋にも防音工事の措置を講じるほか、日照の問題は相応の補償がなされるとし、工事差し止めを認めなかった。

 さらに損害賠償請求などに関しては「リニア事業は国家レベルの大きな社会経済上の意義が認められ、原告らの所有地の価値下落は社会通念上、受忍できる範囲にとどまる」と判断した。

【この最後の文章に驚きましたので太字掲載で記録しました】
これまでの記録を少々・・・
2024-02-05 リニア騒音対策など山梨県に住民団体が要請書

2023-09-30 大井川流域のトップが山梨のリニア橋梁工事現場を視察 2023年9月

2023-09-29 山梨県内リニア本線の7割を超える用地を取得(報道記録)

2023-09-22 甲府地裁の裁判官がリニア実験線視察(2023.09.15 と 19日)

2023-03-25 南アルプス市民のリニア訴訟

東京都~愛知県の各地でリニア中央新幹線工事に関する地域問題が出ていると思います。報道より関係者の方々の記事で気が付く事もあります。それを拝読するだけで終っていて、時には記録だけ書いています。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )