UTYテレビ山梨
「到底住民の解決にはなっていない」リニア沿線の住民団体 騒音対策など県に要請書 山梨(2024年1月31日 19:00)
リニア中央新幹線の騒音対策などについて山梨県内の沿線自治体の住民でつくる団体が県に要請書を提出しました。
要請書を提出したのは甲府市や南アルプス市などリニア中央新幹線の沿線にある県内7つの市と町に住む住民らで作る団体です。
要請ではリニアの走行によって発生する騒音や振動への更なる対策や橋脚の建設などで生じる日陰の問題の解決について、JR東海に対し県が十分な対策を行うことを働きかけることなどを求めています。
山梨リニア沿線住民の会 神田勇共同代表:「県もそれなりの対応をしたと言われたけど、これでは到底住民の解決にはなっていない」
県は「要請書などの内容を確認し対応を検討する」としています。
山梨リニア沿線住民の会・・・情報が確認できたら追録したい。
この報道を読みながら関連サイトを確認していて、山梨県民からの質問と県庁担当部の回答を拝読しました。
リニア中央新幹線の事業リスクと騒音公害の発生について提案と質問 山梨県環境・エネルギー部大気水質保全課 受理日・2019年02月15日 回答日・2019年02月22日
【質問記事は長文なので、回答文だけをそのまま掲載します。』
ご質問
リニアにより、利益もありますが、不利益や損失(犠牲と負担)も多大に発生します。 県内に、騒音公害が発生すると予見され、県民は適正な措置を講じられるよう要請しております。 これまでの質問を整理し、知事にはリニア行政において、前向きなご方針と同時に、「騒音公害を生じさせない適正な対策と措置」について下記のとおり提案して伺います。
1.一般環境基準、学校環境衛生基準などに対し、騒音公害が生じる惧れについて:
2.「県民の生涯にわたり日常的な被害を回避するため」の保全対策について:
3.リニア空力音騒音を抑制する対策について:
【3件それぞれ長文ですから掲載ははぶきます】
回答
いただいた「リニア中央新幹線の事業リスクと騒音公害の発生について提案と質問」の件に関し、大気水質保全課からお答えします。
国はリニア中央新幹線の騒音について、「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」を適用するとしています。
「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」は、政府が適切な測定方法や既設の新幹線の状況を検討した結果を踏まえて、日常生活に障害をもたらさないことを基本に、全国一律の基準として設定したものです。
また、環境基準は、環境基本法第16条第1項において「政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。」として、政府が定めることとされており、地方自治体が、政府が定めた環境基準値に換えて適用する基準値を定めることはできません。
引き続き関係法令に則り、適切に対応してまいりますので、ご理解をお願いします。
環境省
新幹線鉄道騒音に係る環境基準についてe-Gov法令検索
環境基本法(平成五年法律第九十一号)この件については国土交通省、内閣府、首相官邸など確認して置きたいです。
官公庁サイト言うなれば「全国同じ法令が実施されてしますから山梨県だけ変更できません。」なのでしょう。
我が国として初めての技術によるリニア中央新幹線であろうと、昔からの法令が適用される、それだけの事? みじめな日本行政と思うしかない。