ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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前記事の続きになります。佐賀県でのイベントを確認したいので以下のように調べました。

しっかり聞きたい-玄海原発 録画日時 : 2011/06/26 09:59 JST 1時間30分
 これが経済産業省による説明会の録画 Ustream 、私が確認した時は 25,700程度の視聴数ですが、これが今後は5万、10万と増えていくでしょう。番組の最後でFAX、メール、郵送で2千件の意見が寄せられ、それは経済産業省に渡されるとコーディネーターの話がありました。経済産業省がパブコメと同様にそれらを整理してWWWページに掲載することを待ちたいと思います。それができないような公務員ではないと思います。
平成23年6月26日 玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明番組放送を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)
玄海原発緊急安全対策県民説明番組放送を受けての知事インタビュー 平成23年6月26日(日曜日)
 上のテキストページでリンクされている Youtube サイト動画への直接リンクです
平成23年6月27日 諫早湾干拓訴訟長崎地裁判決及び玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明会に関する知事インタビュー(テキスト・動画) 
 テキスト後段の<玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明会>部分に下記の説明会開催計画について述べられています。テキストがありますので動画直接リンクは省きます。
◇ 2011年7月8日 「玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民フォーラム(佐賀県主催版)」を開催しました
 『6月26日に経済産業省主催で、玄海原子力発電所の緊急安全対策に関する、番組形式の説明会が開催されました。そこで寄せられた「時間が足りない」、「説明が難しい」などの声にお応えするため、県では、より多くの県民の皆様にご参加いただける形式の県民説明会を主催しました。 フォーラムの様子(動画)については、後日、県庁ホームページでご覧いただけます。』(2011.07.08 22:00 確認)
◇ 佐賀県サイト-玄海原子力発電所に関する情報 このページで関連情報が得られます。上記動画公開も広報されるでしょう。

玄海原発の動き|脱原発の日のブログ 2011-06-24 の記事で経済産業省説明会の段取りが書かれています。Ustream動画で確認できますが、コーディネーターは佐賀新聞客員論説委員の寺崎宗俊氏、検索すればお仕事について記事が多数ヒットします。
◇ 東京新聞社説 2011年7月8日 やらせメール 信頼の根幹が揺らいだ
 『説明会といっても、聴衆なし。政府から委託された地元広告代理店が選んだ主婦や農業者ら七人が、経産省原子力安全・保安院などから、ほぼ一方的に安全性を宣伝されただけだった。  その模様はケーブルテレビやネットで中継されたが、質問は一回一分、回答は二分に限られ、参加者からも「専門用語ばかりでついていけなかった」と不評を買った。』
佐賀県庁が7月8日に県としての説明会を開催した理由の一端が見えるのですが、前記事に書いたように、私はやらせメールがどうとか言うよりも、国民がソースを共有して一人一人が内容を確認し考えて判断するのを可能にするインターネットを重視しています。

YouTubeで関連動画がアップロードされています・・・・百聞は一見にしかずの時代か
2011年6月26日 玄海原発 再稼働説明会/会場の外 市民のデモなど記録した動画
テレビ朝日6月27日 玄海原発 住民説明会、朝の番組の録画のようです
停止中の原発の再稼働へ向けての形だけのセレモニー(出来レース) テレビニュースから編集されたものか?

2011年6月13日記事、県立図書館で東日本大震災による被災三県の地方紙を御覧いただけます と佐賀県サイトにありました。   「岩手日報」(岩手県)  「河北新報」(宮城県)  「福島民報」(福島県) の三紙を郵送で取り寄せるため、発行日から数日程度遅れて設置することになります。とのことです。私はネット記事として読むだけですが、避難生活を過ごしておられる被災者の皆さまは慣れ親しんだ地元紙の紙面に触れることで癒されるものがあると思います。佐賀県の心遣いに感銘を受けました。



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村社会で使われる「動員」のひとつに過ぎないと思います。たまたま私用メールアドレス使うように指示してメール送信を動員するという方法になっただけでしょう。
イベントの場合、「主催者側発表で***人が参加した」というような表現が使われます。動員という手段が活用されるのは、そのような主催者にとってはイベントの成果をアピールするのに内容では無く、参加者数という数値しか評価方法が無いからでしょう。
何人集まるか分からないが、この内容でやりたい、伝えたいという強い意思、意欲があるときに、インターネットではたびたび報じられた自由参加の市民デモのような形になります。高円寺の反原発デモは参加者で街が溢れたと伝えられました。

「動員」という言葉を考えながら、九州電力の方法をやらせメールだと批判できる政治家が何人おられるか。今回の問題はむしろ、説明会(討論会)の開催方法、運営方法にあったのではないかと思いますが、私は詳しいことは知りません。
『説明会は26日、佐賀市のケーブルテレビスタジオで撮影し、ケーブルテレビとネットで生中継した。経産省の原子力安全・保安院と資源エネルギー庁の担当者が説明者となり、政府が選んだ県民7人が原発の安全性などについて質問した。』(産経新聞 2011.7.6 県民装い意見形成狙う 原発説明番組で九電がやらせメール要請) 番組の司会者はどういう立場の方か、FAXやメールで意見を募ることを事前にどのように広報していたのか・・・・

マスメディアの世論調査という「動員」形態とか、官製の審議会・委員会などの情報、あるいは平日昼間に開催される一般向け講演会(講師は中央官庁から来る)などを見ていていつも感じることです。
私自身は身体は動員に協力しても心は「自立」を保ちたいと思っています。もちろん内容に心が動かされる時は自分から出かけていきます。おそらくほとんどの方は私と同じだろうと思います。
ですからネット発信される情報を見て、「動員」をかけたがる人々や、その内容をしっかり観察することが一番大切なのだと思います。事前と事後にネット発信も無いような「動員」イベントはそもそも単なる人数集めの何かのアリバイ工作に過ぎないことも分かるでしょう。

オオヤケが主催する説明会などのイベントについては、原発や八ッ場ダム以外でも、新山梨県環状道路建設計画(今後の北部区間、東部区間)にともなう説明会、公聴会の流れ、その記録の公開に目を光らせることは必要だと思っております、国土交通省の国道バイパス建設事業なので地方公務員では太刀打ちできない、ご指示のままに進めていると思える、国民の税金もそこには投入される・・・地域の問題は広く国民の問題でもあるのです。

昔からの計画を社会の変化に関係なく、根本的に見直すという発想も無く、ひたすら粛々と進めるのは何故だろう?

前の記事で「集合的無意識」 という言葉に触れましたが、これは行政機構としての一般論のようです。山梨県にはもうひとつ「生活習慣病」という言葉もあることを先年の参院選を調べていた時に知りました。談合もそのひとつの症状だと思えます。組織人に「生活習慣病」があり、組織としては「集合的無意識」 が作用すると考えれば県政・自治体行政のありように違和感を感じるのも理屈が付きますが、私は珈琲と喫煙の習慣病から抜け出せない・・・。

ところで菅直人氏が悪あがきを続けて、脱原発テーマの解散総選挙を考えているようなニュースが流れてきます。政権から菅直人氏とその同調者を外して衆議院は残り任期をまっとうし、その任期中は震災復興の為に与野党一致の暫定特命内閣を構築して文字どおり不惜身命で仕事をして欲しい。

東北被災地で総選挙が震災前のように行なえる状態まで生活が安定し復興が進むこと、「安全・安定・安心」な東北の姿に対する主権者国民の選択が任期満了総選挙です。
河北新報 2011年07月07日記事-宮城県議選、一転先送りへ 「期限内実施は困難」



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