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追記 7月19日-山梨県福祉保健部衛生薬務課-高濃度の放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた牛の個体識別番号 がPDFファイルで公開されました。
福島県南相馬市の特定農家から出荷された牛6頭、浅川町の特定農家から出荷された牛42頭、(郡山市、喜多方市、相馬市)の特定農家から出荷された牛84頭、(二本松市、本宮市、郡山市、須賀川市、白河市、会津坂下町)から出荷された牛411頭 の4本です。
PDFファイルからCSVファイルにして1本にまとめてみました-beef_110719.csv 8KB、文字コードはShift_JIS、ダウンロードしてエクセルで開けますが、列はA-I、タイトルはA~Hを結合してあります。一部地域の特定農家(84)は2列、特定の農家から出荷された牛(411)は5列です、それぞれ題字はセルを結合してください。山梨県に流通した個体識別番号は、A10, A17, A19, A24, B22 になります。セルの背景色を付ければ見やすいです。セルI1「山梨流通」の背景色と同じにします。


厚生労働省 平成23年7月18日19時現在 福島県の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査結果について(第4報) 【7月19日14時半追記しました】
1 浅川町
 ・ 放射性物質検査の結果(別添1)【山梨情報記載】
 ・ 調査を依頼した東京都(別添2-1)【山梨情報記載】、仙台市(別添2-2)【山梨情報記載】、横浜市(別添2-3)の流通調査結果の取りまとめ
 ・ 上記以外の自治体からの情報提供の取りまとめ(別添3)【山梨情報記載】
2 郡山市、喜多方市および相馬市
 ・ 放射性物質検査の結果(別添4)
 ・ 調査を依頼した郡山市の流通調査結果の取りまとめ(別添5)
 ・ 上記以外の自治体からの情報提供の取りまとめ(別添6)

厚生労働省発表、山梨県内で流通した汚染牛肉の個体識別番号など、(番号)は下の記事と合わせました
(1) 10651-75139 6月15日仙台市ミートプランから 山梨県衛生環境研究所で検査 680 Bq/kg 【山梨県発表日:2011年7月16日
(2) 10630-89032 5月11日千葉県食肉公社 東京都食肉市場→大阪市食肉処理業者→山梨県食肉販売業者 秋田県健康環境センター 7月16日検査で暫定規制値以内 【山梨県発表日:2011年7月16日
(3) 08364-06595 5月25日都立芝浦と場から直接及び長野経由で山梨 【山梨県発表日:2011年7月17日
(4) 11655-05614 5月11日千葉県食肉公社から山梨、全量販売済 【山梨県発表日:2011年7月17日

(5) 08321-00633 6月2日に都立芝浦と畜場-7月2日に長野県の業者-その一部が7月8日に山梨県内の食肉販売業者に29.6kg 【長野県発表資料 7月19日より、7.20追記山梨県広報 発表日:2011年7月19日


この問題については、消費者が 牛の個体識別情報検索サービス を利用して判断できる情報が与えられているかどうかがポイントです。
「個体識別情報」とはあの「牛は10桁、人は11桁」というキャッチフレーズで有名な10桁の番号で、検索入力は半角数字、ハイフン無しで入力します。

今のところ、山梨県内に流通したのは次の3ルートらしいことが行政広報記事や報道から分かります・・・(1)と(2)はそれぞれ1頭の一部分ということのようです。従ってそれら2頭の個体識別番号が分かれば履歴は判明します。
7月18日15:00 に報道から(3-追記)、(4)を補足しました。4頭、4ルートになります。個体識別番号は未公表

(1) 福島県浅川町の畜産農家が出荷、6月15日に仙台中央食肉卸売市場(株)で と畜 されたもの 【7月17日仙台市-放射性セシウムに高濃度に汚染された稲わらを給与された牛の流通について
 県外の卸業者を経て、県内の卸業者が7月3日に23.4キロを仕入れ、甲府市の食肉販売業者が卸販売業者から11.7キロ購入し、最大9キロを7月5~8日に店頭 「いちやまマート塩部店」 で販売した。山梨県衛生環境研究所は卸販売業者に残っていた肉の一部を16日に検査し、680 Bq/kgの放射性セシウムを検出した。 【7月17日 読売新聞山梨版、7月17日毎日新聞山梨版

(2) 福島県浅川町の畜産農家が出荷、5月11日に千葉県食肉公社でと畜処理され、5月13日に東京食肉市場へ搬入されたもの 【7月15日 千葉県健康福祉部衛生指導課-放射性物質が検出された稲わらを給与した肉牛の出荷・流通について
 山梨県内の食肉販売業者が大阪市内の卸業者を経て5月23日に20.2キロ購入し、5月28~30日に県内の2店舗で、それぞれ8キロ、計16キロ販売した。同じ牛の別の部位の肉を販売していた秋田県の調査によると、検出された放射性セシウムは240Bq/kg【同上、読売新聞山梨版と毎日新聞山梨版】、【7月15日 東京都-福島県浅川町から出荷された牛の食肉の放射性物質の検査結果について

(3) このほか、16日には長野県から山梨県に対して転売に関する情報提供があった。山梨県は今後、福島県郡山市や喜多方市など、他の5農家が出荷し、同様に放射性セシウムに汚染されていると見られる84頭の牛の肉の流通経路などと合わせて調査する。【同上、読売新聞山梨版】・・・この件は下記の厚生労働省発表 第3報 で状況が見えると思えます。

(3-追記) 福島県浅川町の農家から出荷、5月25日に東京都内の食肉処理施設で解体され、6月24日に長野県の食肉卸業者が出荷した23.7キロ、山梨県内の飲食店や個人に7.93キロ、神奈川県内の店舗に11.65キロが販売された。山梨県は17日、神奈川県へ情報提供した。埼玉県衛生研究所の16日検査で放射性セシウム 2,100 Bq/kg 【7月18日読売新聞山梨版、7月18日毎日新聞山梨版

(4) 福島県浅川町の農家から出荷、5月11日に千葉県の食肉処理施設で解体され、東京都内の食肉仲卸売業者が出荷した40.3キロ、このうち甲斐市の店では8.7キロを仕入れ約7.4キロを販売、甲府市の店では31.6キロ仕入れ約25.3キロを販売、合計32.7キロ販売済み。 放射性セシウム 1,050 Bq/kg 【7月18日読売新聞山梨版、7月18日毎日新聞山梨版】 

(5) 7月19日、山梨県は汚染牛問題で対策会議を設置しました。会議では新たに別の1頭の肉が県内に流通したことが報告され、現在ルートや販売先の特定を進めていることが明らかされました。(テレビ山梨ニュース 7/19 18:50

厚生労働省-報道発表資料 2011年7月
◇ 平成23年7月16日福島県の一部地域の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査について
◇ 平成23年7月16日福島県の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査について(第2報)
◇ 平成23年7月17日福島県の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査について(第3報)

この 第3報 に添付されたPDFファイルは以下のような内容で、流通経路も細かく分かると思います。数字は半角ハイフン付きなので、コピーして検索に貼り付け、ハイフンを削除してから検索ボタンを押すだけで調べられます。
1 浅川町
 ・ 放射性物質検査の結果(別添1)
 ・ 調査を依頼した東京都(別添2-1)、仙台市(別添2-2)、横浜市(別添2-3)の流通調査結果の取りまとめ
 ・ 上記以外の自治体からの情報提供の取りまとめ(別添3)
2 郡山市、喜多方市および相馬市
 ・ 放射性物質検査の結果(別添4)
 ・ 調査を依頼した郡山市の流通調査結果の取りまとめ(別添5)
 ・ 上記以外の自治体からの情報提供の取りまとめ(別添6)

◇ 平成23年7月17日暫定規制値超過事例と関連した牛の個体識別番号等の公表について  この記事に添付のPDFファイルは  第3報 に添付のものと同じです。分かりやすく別にしたものと思えます。

◇ 平成23年7月18日福島県の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査について
 ○本日、福島県二本松市、本宮市、郡山市、須賀川市、白河市及び会津坂下町の肉用牛農家において、放射性物質が含まれた稲わらを給与された可能性のある牛411頭が食用に出荷されたことが確認されました(別添1)
個体識別番号の公表
 ※別紙1は平成23年7月15日付け「食品中の放射性物質の検査結果について(第128報)」 において全て公表しているもの、別紙2は平成23年7月17日付け「暫定規制値超過事例と関連した牛の個体識別番号等の公表について」において一部公表しているものです。
ここには、個体識別番号順一覧(昇順)(PDF:133KB)もアップロードされています。上の※別紙 を統合した全データと思えます。消費者にとっては冷蔵庫に入っている牛肉パッケージに記載の個体識別番号と照合しやすいです。
「個体識別番号」を記載しているメディア記事は既に各地で出ているのを確認しました。各地の行政はこの番号により連絡を取り合っていると思えます。記者発表でもそれは伝えられているようです。山梨県の消費者もそれを知らされるべきです。


汚染牛が判明次第に番号がすぐに分かるように公開されていけば、食肉を扱う業者さんもネットからすぐに調べられます。
新聞サイトで番号を「全角」で記載しているWeb記事も見かけますが、その程度の記事では内容も・・・(^o^)

私は今回の報道で初めて気付いたのですが、山梨県衛生環境研究所で食品の核種別測定ができるようです。茶葉や桃を横浜検疫所 輸入食品・検疫検査センターに検査委託していたので、衛生環境研ではその機能が無いのだと思っていました。

私は店頭で牛肉を購入して自分で調理することはありませんので、商品に添付されたタグから「個体識別番号」が分かるかどうかは知りませんが、このシステムが導入された頃に店頭で確認したことがあるのを思い出しました。
牛肉には**Bq/kg、牛乳は**、サラダにした野菜では**・・・・・と様々な食材を摂取するときに、その一つ一つが基準値以下でも年間トータルとしてはどうなるか。それを考慮してそれぞれの基準値が決められている筈なのですが、ダイエットをする人がカロリー計算しながら食事するように、いずれは外部被ばく値と内部被ばくのベクレル値を集計、換算しながら食事をする時代が間近に迫っているような気もします。商品のラベルにはベクレル値記載も義務づけられるとか・・・まあ、私には関係無い、安けりゃなんでもいただきます(^o^)

長野県を確認していて気が付きました-長野県内の主な観光地の空間放射線量測定結果をお知らせします 最終更新日:2011年07月15日、地上1mの高さで、シンチレーションサーベイメータにより簡易測定を実施 測定機器 : ALOKA TCS-172B



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現代ビジネス 2011年07月17日記事、農水省が着目「藻で作る油」は脱原発の救世主か 昼は太陽光、夜はLEDで培養可能! 日本の農家が“石油王”になる? 長いタイトルですが、NSX (New Strain X) と名付けられた「藻」を培養して火力発電や航空機の燃料となる石油代替品が作れる技術とのことです。
このWeb記事は 「フライデー」 2011年7月22日号掲載のもの

以下、この記事に関係するサイトを整理しておきます・・・
株式会社筑波バイオテック研究所 代表取締役 前川孝昭
 このサイトは本文記事はPDFファイルで公開されているようです。
 News ページに 「2011年4月18日プレスリリース : バイオ航空燃料に適した新種微細藻類の選抜と製造コスト低減に成功」(PDFファイル 312 KB )がアップロードされています。航空機燃料 90.8円/L、BDF 66.5円/L という記載もあります。
 BDF (Bio Diesel Fuel)  については5月8日のリリースも掲載されています。
◇ 平成23年6月20日(月)開催、アグリ技術シーズセミナー -東日本大震災の復旧・復興に向け “農林水産技術は何をなすべきか?” プログラムには、4.「次世代バイオマスエネルギーへの期待:藻油で新産業創出シナリオ」 (株)筑波バイオテック研究所代表取締役社長、筑波大学名誉教授 前川孝昭氏 も記載されています。
社団法人農林水産先端技術産業振興センター
農林水産先端技術研究所
◇ 石油情報センター 石油ってどうやってできたの?、とりあえず石油とはどういうものかをおさえておきます。いつもながら私は基本的な知識に欠けています。

1972年、ローマクラブの The Limits to Growth (成長の限界) は当時ベストセラーになったはずです。翻訳はダイヤモンド社から 『成長の限界 ― ロ-マ・クラブ「人類の危機」レポ-ト』 として発刊、今も入手可。2005年に 『成長の限界 人類の選択』 が増補版?として出ているようで、これは知りませんでした。
この本が出た直後の1973年に オイルショック が発生・・・以後、現在に至る・・・でしょうか。
この流れの中で私は シューマッハー の「スモール・イズ・ビューティフル」、「中間技術」を知りました。今も環境問題と言われると思い出しています。



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