みなさんはお正月に干し柿を食べられましたか? 私はいつもの干し柿が食べられませんでした。伯母が毎年送ってくれていたのですが、年末に「今年はいい柿が手に入らなかったから、あんたに送れるほど作ってない」と電話があってガックリ。
伯母の干し柿のうまいこと! 大きくて、ずっしり重くて、外は粉を吹いて少し硬いけど、中はゼリーのように柔らかくて、とっくり甘い・・・。結局、今年はスーパーの干し柿で我慢しました。
写真の柿の木は、私の家から歩いて5分くらいの所にあります。茶畑や野菜畑、小さな田んぼがあって、その中にぽつんと1本・・・。田舎育ちのためか、こういう風景を見るとホッとします。いいでしょう? 俳句の世界ですね。
(撮影は12月。現在は実がすべて落ちています。)
有田に柿右衛門という陶芸家がいますが、つい最近まで、その名前がこの柿に由来することを知りませんでした。本名は喜三衛門というそうですが、あまりにも美しい柿の色を表現したので、藩主の鍋島侯から「柿右衛門」という名前をもらったそうです。
何でも、喜三衛門の庭の柿の木に夕陽が当たり、すずなりの赤い実が珊瑚のように輝いたのを見て、その美しい色を焼物に表そうと何年も苦心したそうです。
私は焼物の知識はないですが、柿の色に魅せられた喜三衛門の気持ちは想像できます。赤というか朱色というか、初冬の空に映える柿の実は美しいです。
来年は伯母の干し柿が食べられますように・・・。
伯母の干し柿のうまいこと! 大きくて、ずっしり重くて、外は粉を吹いて少し硬いけど、中はゼリーのように柔らかくて、とっくり甘い・・・。結局、今年はスーパーの干し柿で我慢しました。
写真の柿の木は、私の家から歩いて5分くらいの所にあります。茶畑や野菜畑、小さな田んぼがあって、その中にぽつんと1本・・・。田舎育ちのためか、こういう風景を見るとホッとします。いいでしょう? 俳句の世界ですね。
(撮影は12月。現在は実がすべて落ちています。)
有田に柿右衛門という陶芸家がいますが、つい最近まで、その名前がこの柿に由来することを知りませんでした。本名は喜三衛門というそうですが、あまりにも美しい柿の色を表現したので、藩主の鍋島侯から「柿右衛門」という名前をもらったそうです。
何でも、喜三衛門の庭の柿の木に夕陽が当たり、すずなりの赤い実が珊瑚のように輝いたのを見て、その美しい色を焼物に表そうと何年も苦心したそうです。
私は焼物の知識はないですが、柿の色に魅せられた喜三衛門の気持ちは想像できます。赤というか朱色というか、初冬の空に映える柿の実は美しいです。
来年は伯母の干し柿が食べられますように・・・。
先日、木の茶道具の本を読んでいたら、黒柿というのは柿の渋が出ているものだと書いてありました。
茶道具などの趣向性の強い木工品では珍重されているようですね。
owakuさんのクロガキは何に使うのですか?
家具の世界では黒柿などと言って珍重されていますが、板になるほど太い木は余りありません。
私の家には、たまたま農家の納屋に昔突っ込んでいてその納屋を壊すので持って行けと言われた、クロガキのいい板が一枚あります。
時々こんなタナボタな話しがあるものです。
ただ、英語ではパーシモンと言うようで、そのあたりの事情はまだつかめていないのですが、アメリカにも日本から伝わったようです。
柿の実のおいしさは西欧人にも理解できるということですね。でも、スペインの果物屋さんに柿が並んでいるシーンって、イメージしにくいですね。
先日、ニュースで、戦前にスペインに渡ってカキを育てて広めた
という女性の話題を紹介していました。
地方は忘れたのと、スペイン全土かどうかは分からなかったのですが、
今では市場でcaquiとして並んでいる、ということその映像もありました。
あれ、kaqui、だったかもしれません・・・