人生を変えた森

栃の森に行ってきました。
私はこの森に通うために、40代後半で車の免許を取りました。前夜泊まって、早朝から鳥を観察するために、フルフラットにして寝られる4WDを買いました。

　　　　　　

車を持つと生活スタイルが変わります。そして、この森の多様な樹木の名前を覚えたくてツリーウォッチングを始め、とうとうこんなブログまで立ち上げることになりました。
そういう意味では、私の人生を変えた森です。

今の時期、常連の留鳥に加えて、南から渡ってきた夏鳥たちがさえずり、バードウォッチングには最適。樹木もいろいろ花を咲かせるので、ツリーウォッチングにもベストシーズンです。

野鳥たちはいま、子育てに忙しい季節。餌を運ぶ親鳥の姿があちこちで見られました。
ゴジュウカラという鳥がいます。私は50歳を迎える年の年賀状に、この鳥と「人生、五十から」という文字を版画にして失笑を買ったことがあります。
そのゴジュウカラが4羽の雛鳥に一生懸命餌をやっていました。末っ子の雛はまだ産毛がついたまま。可愛いけど、親鳥の姿を見ていると「大変やなあ～」と思いました。

　　　　　　

樹木では、トチノキ、ウワミズザクラ、ナナカマド、ガマズミ、ヤブデマリなどの白い花、キリ、フジの薄紫の花、タニウツギの赤い花が目を楽しませてくれました。
毎年この時期に行くのですが、今年は例年より開花が遅いようです。写真のタニウツギも、いつもはほぼ満開ですが、今回は2分咲き程度。大雪のせいでしょうか、日照時間が少ないせいでしょうか？
帰りに、名物の栃餅を買ってきました。おいしそうでしょ？