最近2日連続のセット記事が多いですが、昨日に続いて落葉の話。
樹のことを勉強するまで、私はマツやスギなどの針葉樹はすべて常緑樹だと思っていました。みなさんの中にもそういう方がいらっしゃるでしょう。
でも、日本に1種類だけ落葉する針葉樹があります。カラマツです。その珍しい性質を表現するため、漢字では「落葉松」と当て字します。長野県や東北地方では自生するので、寒い地方の人たちにとっては「落葉する針葉樹」は珍しくないでしょうが、中部以南の人間にとっては「針葉樹はすべて常緑樹」なのです。
(ある研究林に植林されているカラマツの落葉)
でも、中部以南の人も「落葉する針葉樹」をよく目にしているはずです。公園や学校の敷地などによく植えられているメタセコイヤという外来の針葉樹は落葉します。私の近所の公園にも1本植えてあります。この樹は手が加わっていますが、普通はきれいな円錐形の樹形になります。
(近所のメタセコイヤ。左は夏、右は先日撮影。)
以上は、落葉する針葉樹ですが、常緑の広葉樹も落葉します。私も以前は何となく「常緑樹は落葉しない」と思い込んでいましたが、よく考えれば1枚の葉が何十年も何百年も枝に付いたままの訳がありません。
でも、いつ落葉するんでしょう? 樹種によって違いますが、1年中パラパラと落葉するもの、秋に落葉するもの、若葉が出る春に落葉するものがあるようです。落葉樹みたいに秋に一気に葉を落としたり春に一斉に若葉を出したりしないので目立ちませんが、常緑樹も少しずつ落葉し、少しずつ若葉を出しているのです。
ただし、落葉樹の葉の寿命は約半年ですが、常緑樹の場合は1年以上。樹種によって差があるようですが、平均すると2~3年のようです。ある調査によると、シロダモという常緑広葉樹は10年、イヌマキという針葉樹は17年も落葉しない葉があったそうです。
樹のことを勉強するまで、私はマツやスギなどの針葉樹はすべて常緑樹だと思っていました。みなさんの中にもそういう方がいらっしゃるでしょう。
でも、日本に1種類だけ落葉する針葉樹があります。カラマツです。その珍しい性質を表現するため、漢字では「落葉松」と当て字します。長野県や東北地方では自生するので、寒い地方の人たちにとっては「落葉する針葉樹」は珍しくないでしょうが、中部以南の人間にとっては「針葉樹はすべて常緑樹」なのです。
(ある研究林に植林されているカラマツの落葉)
でも、中部以南の人も「落葉する針葉樹」をよく目にしているはずです。公園や学校の敷地などによく植えられているメタセコイヤという外来の針葉樹は落葉します。私の近所の公園にも1本植えてあります。この樹は手が加わっていますが、普通はきれいな円錐形の樹形になります。
(近所のメタセコイヤ。左は夏、右は先日撮影。)
以上は、落葉する針葉樹ですが、常緑の広葉樹も落葉します。私も以前は何となく「常緑樹は落葉しない」と思い込んでいましたが、よく考えれば1枚の葉が何十年も何百年も枝に付いたままの訳がありません。
でも、いつ落葉するんでしょう? 樹種によって違いますが、1年中パラパラと落葉するもの、秋に落葉するもの、若葉が出る春に落葉するものがあるようです。落葉樹みたいに秋に一気に葉を落としたり春に一斉に若葉を出したりしないので目立ちませんが、常緑樹も少しずつ落葉し、少しずつ若葉を出しているのです。
ただし、落葉樹の葉の寿命は約半年ですが、常緑樹の場合は1年以上。樹種によって差があるようですが、平均すると2~3年のようです。ある調査によると、シロダモという常緑広葉樹は10年、イヌマキという針葉樹は17年も落葉しない葉があったそうです。
カラマツはこちらでは植樹林が全道的に広まっているので、
元々北海道にはなかったということが分からないほどになっています。
でも不思議と、特に黄葉が、北海道の景色に似合うんですよね。
それと、きのこの関係で「ラクヨウ」という呼称が一般的で、
ラクヨウがカラマツだとは知らない人が結構いらっしゃいます。
メタセコイアは北大植物園に行くと楽しみにして見ています。
昨日も大阪に向う電車から外を眺めていたら、きれいな円錐形のメタセコイヤが並んでいる景色を見ました。
すべての葉をチェックできませんから、ひょとすると20年以上落葉しなかった葉があったかも知れません。
気の長い観察ですね。